フジ(ディスガイア)
ふじ
さあ、悪どくいくぜ!
CV:石川界人
今作の主人公の一人。日ノ本魔界に生きるはぐれ武士の青年。
外道/守銭奴/怠惰と三拍子揃った悪魔らしい性格の悪魔で、「勝てば英雄、負ければ下僕」をモットーに、戦いで勝つためなら不意打ちでも騙し討ちでも平気で行う。
そのスタンスは「人情アレルギー」を自称する程で、人間的な愛情・友情・同情を自覚すると、拒絶反応で吐血と共に悶絶してしまうレベル。
それ故か、地元が「界軍」に支配され武士道が失われた現状を「不甲斐ねぇ」と嘆息しながらも前向きで、あこぎな手段によるその日暮らしを送っていた。
しかしある日、外の魔界からやってきた観光客・ピリリカと出会った事で、いつの間にか彼女の世直しに付き合わされる羽目となり…。
因みに自称フジの娘の破壊活動によって多額の借金を背負っており、その金額は何と1億ヘル。
「こっからは俺の本性、つまりネタバレだぜ。読む覚悟があるなら読んでみ・・・・・ゴハァ!!!?」
実は彼の非人道的な性格は全て演技であり、本来は歴代主人公の例に漏れず、悪魔らしからぬ熱いハートと人情深い性格の持ち主。
でありながら偽悪的な言動に徹しているのは、憎き父・ムガイから「人情殺し」なる、少しでも友愛を抱くと体が蝕まれ、度が過ぎれば死に至る恐ろしい呪いをかけられた為。
当時純粋な少年だったフジはその影響で、今の様にひねくれた無頼漢に成長せざるを得なかった。
しかし本編が進む内、新たに得た仲間達の悩みを放っておけず吐血しながら発破をかけるなど、心の奥底で死なせていた「人情」を次第に取り戻していく。
また今まで距離を置いていた、血の繋がりは無くとも本当の娘であったアオと和解する為に、呪いを恐れず立ち向かった結果、アオの目の前で死亡してしまったが、直後に神弓使いに覚醒したピリリカに蘇生された事で復活した。
全てが終わった後、ピリリカから助太刀料1億ヘルも無事に支払い終え、ようやく借金生活から解放・・・・・されるわけなく、相変わらずアオの施設破壊による賠償請求は止まらず、しまいにはヒガンが莫大な食費をたかって来る様になったので、結局莫大な借金を抱えたままになってしまっている。