ストーリー
交換留学の先は、ファンタジー世界の魔法学園!?
今から約十五年ほど前、地球の諸所にゲートと呼ばれる異世界との交流基点が発現した。相手先となるその世界の名はランドローク。 以来地球との間に政治的協議が持たれ、また民間を中心に交流が活発になった。
そして、この異世界ランドロークには地球の人々の関心が広く集まることになる。それには大きな理由がひとつあった。 この異世界ランドロークは、魔法が現存しているファンタジーな世界だったのだ。
私立星見坂学園に通う学生、泉 晴太は交換留学生としてこの見知らぬ土地ランドロークへ行くこととなった。
それも魔法を教える専門校トリシア学園が引き受け手。全くの初体験である海外が、まさかファンタジー世界。それも魔法学園への留学になろうとは…
異世界との文化交流。もちろん相手先の女の子との交流もあり。 日本ブームから起こる初めての夏祭りに、初めての浴衣。海水浴で水着を着るのも初めてとか。 あらゆるものが初体験の新鮮味。
それは相手先の女の子に限らず、晴太にとっても同様で、魔法という未知なる力を知ることとなる。 そしてさらなる初めての体験や交流も……。
キャラクター
春野 ゆめ(はるの ゆめ)
主人公と同じ、日本からの交換留学生。ただし出身学園は違う。
北海道帯広出身で、彼女曰く、何もないところ。ゆえに彼女にとってもこっちの日本人街は刺激に満ちているらしい。だからと言って悲観したところは一切なく、天真爛漫な笑顔を常に見せてくる。
日本出身ゆえに魔法は使えないが、せっかくだからとマスターしたがっている。
ティエラ=モレーニ
ランドローク出身のエリート魔法使い。
かつてこの世界で魔法戦争を起こし、全人類の七割を死滅させた種とされている「有翼人」の子孫で、強力な魔法の使い手。
本来ならば憧れの対象となってもいいほどの使い手なのにもかかわらず、有翼人であるがゆえに恐れられ、トリシア学園では憧れどころか友達と呼べる相手すら極めて少ない。
リコフェリア=デュエンデ
ランドローク出身の小さな大魔法使い。愛称は『リコ』。
高名な師匠の弟子だったらしく、学園でも有名人。晴太より年がひとつ下なのに、魔法の基礎は出来ているという理由で飛び級扱い。年下なのに同じクラスに籍を置く、ちょっとすごいクラスメート。
師匠から譲られた大きな魔法の杖がトレードマークで、先に付いた魔法玉はとても大きく目立つ。意外にも日本通で、いろいろと詳しいことまで知っている。ただしそれは漫画から得た知識らしく、ゆえに様々な事象やイベントの経験そのものは全くない(お祭りのこととか、海水浴とか)。
シオン
ランドローク出身の魔法兵器。 遺跡の中で眠っていたところを発見され、今に至る。
預かりはトリシア学園となっている。 学園に籍を置くのは、日常の暮らしや人付き合いを覚えるため。
魔法兵器が導入された魔法戦争はもう七百年も昔の話。ゆえに今の時代に適合する教育を受ける必要があったらしい。
物腰穏やかで大人の雰囲気を持ち、とても戦うために存在したのだとは思えない。
泉 六花(いずみ りっか)
主人公の妹。
兄の交換留学をタイミングに、母親と共に異世界ランドロークにやってくる。 それもかなり積極的で、兄の晴太に一ヶ月近くも先んじて異世界への門をくぐった(もちろん母親も)。ただし六花本人は交換留学生ではなく、今は日本人街の日本人学校に仮の籍を置く。
背は小さめで華奢な体つきだがクールビューティーな性格ゆえに、態度は少々大きめ。 漫画の原作をしている現状もあってか、調べ事が特に好きで、ランドロークに来てからも学園通いよりも魔法の調べ事にご執心なほど。