ストーリー
――恋桜。
学園に伝わる、一つの伝説。
その桜の木の下で出会った男女は、運命的な恋に落ちるという。
沖田陸にとって、それはなんの興味もない、どうでもいい内容だった。
けれど、季節は春。
満開に咲き誇る桜の木の下で、陸は一人の少女と出会う。
「一つ、予言してあげる」
桜の花びらが舞う中、少女は小さく微笑む。
そして、告げられる言葉。
「きっと君は、私に恋をするよ」
恋桜。その伝説がゆっくりと動き出す。
キャラクター
桜木 このは(さくらぎ このは)
CV:遠野そよぎ
主人公のクラスに転入してきた美少女。
以前、この街に住んでおり、親の都合で引っ越してしまった。
転入当初から、その容姿が噂となり学園のアイドル的存在に。
ちょっと不思議な言い回しをしていて、人をからかって楽しむクセがある。
主人公には最初から親しげに接してくるのだが……。
愛沢 撫子(あいざわ なでしこ)
CV:澤田千景
主人公の向かいの家に住む幼馴染で、資産家のお嬢様。
かなり昔から積極的にアプローチをかけ、色々と世話を焼こうとしているのに、今のところ空回りばかり。
成績は上の上。運動も優秀なのだが、料理の腕だけは致命的。
このはの転入を機に主人公の周りに女の子が増え、かなりの危機感を覚えている。
青野 クーデルハイツ 鈴蘭(あおの くーでるはいつ すずらん)
CV:乃嶋架菜
スイスからの留学生で、クォーターの少女。愛称は「くー」。
主人公の隣家、このはの家にホームスティしている。
ひとつ下の後輩で、意外としっかり者だが家事は一切できない。
感情を見せるのが得意ではないらしく、表情からそれを読み取るのは難しい。
ただ、子供扱いされるとはっきり不機嫌になる。
成績は超が付くほど優秀。反対に運動に関してはからきしダメ。
菅原 桔梗(すがわら ききょう)
CV:風音
主人公のひとつ上の先輩。
常にクールで、物事に対して無関心なタイプ……に見られがち。
実際は、女の子らしくない自分にコンプレックスを抱いている。
ファミレスでウェイトレスのバイトをしながら、他人との接し方を勉強中。
美沙に目を付けられ、内心鬱陶しいと思いつつも、今のところはそれが唯一と言っていい学園での交友関係だったりする。
ふたりの姉がいるが、あまりそのことは話したがらない。
岡崎 春奈(おかざき はるな)
CV:沢野みりか
主人公の家の前で行き倒れていたことがきっかけで、知り合うことになる女性。
なにかに夢中になると食事を忘れてしまい、空腹になって行き倒れることが多々あるらしい。
今までどうしていたのかというぐらい生活能力が低い。
かなり天然が入っている人。
年上であるのに、まるで同年代の友人であるかのように接する。
また普段はかなりのポジティブだが、時折スイッチが入ったかのようにネガティブな発言を繰り返す時がある。
沖田 綾乃(おきた あやの)
CV:みる
主人公の妹。
ややブラコン気味で、兄のことを自慢に思っている。
思い込みが激しく、時に暴走するのが玉に瑕。
意味を理解していないが、怪しい知識(主にアダルト方面)が豊富だったり。
主人公と同じ学園に入れたことを嬉しく思っている。
お節介で世話焼きな一面も。
菅原 皐月(すがわら さつき)
CV:鮎川ひなた
桔梗の姉。
優しいお姉さんタイプのおっとりマイペースな美人。
妹を大事に思っており、桔梗のためにあれこれと気を遣い助言するのだが、少々的外れな場合が多い。
黒井 美沙(くろい みさ)
CV:五行なずな
オカルト研究会会長の3年生。
会長とは言うものの、所属するのは彼女ひとり。
そのため、主人公と桔梗を執拗に引き込もうとする。
かなりの変わり者で、他人の迷惑は顧みないタイプ。
佐山 千夏(さやま ちなつ)
CV:楠鈴音
3年生の破天荒生徒会長。
かなり好き勝手にやっているが、それが学園(と生徒)の為になっているので、生徒たちからの人気はとても高かったりする。
なにが気に入ったのか主人公に目を付け、しつこく生徒会へと勧誘してくる。
そのせいで、美沙と主人公の取り合いをすることもしばしば。
若葉 京子(わかば きょうこ)
CV:倉田まりや
3年生で千夏の友人にして、数少ない常識人。
千夏とは腐れ縁で、暴走しがちな彼女の抑え役として八面六臂の活躍を見せている。
あらゆる方面から頼りにされる存在。
白鳥 太一郎(しらとり たいちろう)
CV:小池竹蔵
主人公の友達。
なんでもかんでも短絡的に物事を解決したがる性格で、周りに迷惑をかけることも多々ある。
だが、意外と嫌われたりはしていない。愛されるおバカ。
斉藤 和馬(さいとう かずま)
CV:角川竜二
主人公の友達。生徒会副会長を務める。
クールで感情をあまり表に出さないが、実はかなりの友人想い。
普段は生徒会長のフォロー役に徹している。