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概要編集

CV:原紗友里 歌:みとせのりこ


『アルノサージュ』の登場人物。


作中でジェノムと呼ばれる種族の一体で、その中でも特に珍しい人間型(ヒトガタと呼ばれる)として生まれた。ジェノムは強い絆で結ばれた人間とジェノムの間から生まれることがあり、プリムもその例に倣ってデルタキャス(※)の繋がりから誕生している。そのためか生みの親である二人のことを「パパ」「ママ」と呼び慕う。


(※キャスは人間だがある薬の影響で体質が変化しヒトガタ、つまりジェノムとなっている)


性格は天真爛漫で元気に溢れている。しかし物語の都合上、ほとんどのシチュエーションにおいて操られているため、もっぱら悪役としての振る舞いが中心でプレイヤーからの評価は低い。ある意味、本シリーズにおける最不遇キャラである。


なお『アルノサージュ』の時系列ではジェノムは絶滅同然の種族であり、そんな中で天然の、それも「ヒトガタ」という珍しいジェノムが誕生したのは、天文学的な確率と言える。


作中での活躍編集

フェーズ1前半(プリム本人)編集

『アルノサージュ』の時系列(イオナサルが目覚める二年前)において、極秘任務を遂行中のデルタとキャスが何気なく休憩を取った際、二人の繋がりによって誕生する。


二人は困惑しつつも、プリムを連れて任務を続けることを決める。しかし敵対していたジェノミライ教団の罠に嵌り任務は失敗、二人は拘束され、プリムもどこかへと拉致される。


その後、ジルによって「インターディメンド」と呼ばれる超次元の施術(後述)をほどこされ、力を与えられると同時にジェノミライ教団の意のままに動く操り人形へと改造された。


フェーズ1後半~(インタープリム)編集

上記の出来事から二年後が舞台、インターディメンドによって自我を奪われ、ネロの護衛として働いている。


ただしプリムの身体を動かしているのは本人ではなく、ネロが自身の守護者として呼び出した外世界の存在、すなわちもう一人のプレイヤー(以下、インタープリム)である。イオナサルがプレイヤー(アーシェス)を相棒にしたようにネロも自分の味方になってくれる存在を探し、プリムの肉体を与えて護衛とした。実質別人なので悪事も平然と働く。


以降の顛末はネロの記事(アルノサージュの項)を参照。


なお性質上、ヒトガタは単独で「詩魔法」を紡げるという強みがあるのだが、ネロの方がより強力な詩魔法を使えるためか、戦闘では前衛を担っている。また互いに強い絆で結ばれたイオナサル側と異なり即興で組んだコンビなためか、作中で度々揉めておりあまり両者の仲は良くない。


最終的にインタープリムは世界から追放されるが、インターディメンドの酷使によりプリムの肉体は限界を迎えていたため、通常EDではそのまま死亡してしまう。エクサピーコEDだと治療により生存し、インタープリムを通じて知ったイオナサルとネロが帰る方法(エクサピーコの意思)を当の二人に伝えた。


その後はデルタとキャスに家族として迎えられ、三人でもとの日常へと戻った。


補足編集

インターディメンドについて編集

作中世界における超次元の技術。独自の専門用語が多く真面目に解説すると難解になるため、掻い摘んで言うと精神を別世界(次元)とリンクさせ、超人的な力を与えたり自我を奪って操り人形にする施術である。


この施術を受けると周囲で起きていることを第三者目線で感じ取れるようになり、死角からの攻撃を見ずに防いだり、未来予知のように敵の攻撃をかわしたりが可能になる。デメリットとして精神に深刻な影響を与え、記憶を失ったり視覚や聴覚といった五感が失われたりするが、逆にこの性質を利用して抜け殻となった身体を他者(プレイヤー)にコントロールさせる使い方もできる。


要はオープンワールドゲーム等によくある、チートやMODなどでNPCを無理やり動かして遊ぶ、あのノリである。


インタープリム編集

フェーズ1後半~におけるプリムを操作している謎の人物、正式名称不明。


ネロが故郷の世界から呼び出した味方で、その悲劇的な過去を知っており、彼女を元の世界に帰すために協力している。設定上はもう一人のプレイヤーであり、本来のプレイヤー(アーシェス)がイオナサルの味方をしつつも世界も救うスタンスなのに対し、こちらはネロさえ助かれば後はどうでも良いという考え。


ただし(プレイヤーもある意味そうだが)ゲーム感覚でこの物語に臨んでおり、ネロ以外の登場人物は全員その他大勢or舞台装置扱い。当のネロも「我儘なNPC」程度の認識で、ネロが好きだから助けているというより、見返り(ゲームクリアの実績)欲しさに行動している節がある。


(インタープリムの立場からすれば急に「ネロを助けてください」と言われても理解できず、やる意義も見当たらないはずで、何らかの報酬はあったと思われる)


最終的に作中世界から追放される。しかし本人は別世界から物事を俯瞰していただけなので、物語を荒らすだけ荒らしておいて負けたらノーダメージで撤退、という釈然としない末路であり、厄介さ言えば本シリーズでも群を抜いていると言える。


なおエクサピーコの意思という宇宙の神秘を知っていたり、主人であるネロを裏切ることができたり、プリムの人格を乗っ取って自由に会話できる等、作中世界のルールを色々と無視しており、割りと謎の多い存在である。アーシェスの中身がプレイヤーであることや、イオナサルとの関係も知っていた。


サージュ・コンチェルトの外伝小説『ゆきねライフロギング!』第2巻にも、インタープリムと思わしき人物が登場している。時系列では『シェルノサージュ』の過去編にあたり、未来のイオナサルである結城寧を事故死させようと作中で様々な事故/事件を起こしたが全て未遂に終わった。


余談編集

インタープリムの正体(あつし)編集

サージュ・コンチェルト完結後の公式生放送で、エイプリルフール企画としてインタープリムの正体(という体の動画)が公開された。


そこには(日本と思わしき場所で)パソコンを弄る引きこもり青年の姿が。モニタには『アルノサージュ』のゲーム画面が映っており、青年は煽り口調で主人公サイドを挑発しながらプリムを操作していた。


かなりの余裕っぷりで勝ちを確信していたようだが、息子の怠惰な姿に業を煮やした青年の母親が急にPCの電源を落としたため(アルノサージュ世界への)接続が切れてしまった。急いで再接続するも、その頃には主人公サイドによってプリムが倒されていたため、無念の敗北となってしまった。ちなみにこの時、母親から「あつし!」と呼ばれている。


ここから世界とイオナサルを救ったのはあつしの母と冗談交じりに言われることも。ほか2chの専用スレ等でアンチ行為を行うと、スレ民から「お前あつしか?」と罵られることがある。


念のため再度強調しておくと上記エピソードはエイプリルフール企画である。


ジェノメトリクスのプリム(プライム)編集

デルタ側のジェノメトリクスのナビゲーターを務める存在(アルトネリコシリーズにおける心の護のようなもの)


プリムとよく似た容姿をしているが少年のような性格や口調をしている。一人称は「僕」。キャスの記憶の中にあるある少年をベースに生まれた。


関連タグ編集

サージュ・コンチェルト アルノサージュ

デルタ キャス ... 生みの親

プラム ... 原型となった存在

ウルゥリィヤ ... 作中での相棒

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