概要
硬骨魚綱・スズキ目・ギンポ亜目・ヘビギンポ科に属する海水魚の一種。
本州中部以南、千葉県、新潟県、琉球列島/朝鮮半島などに分布する。
全長6~7cm。
背鰭は3基に分かれ、第1と第2は棘のみからなり、第2が最も大きい。体形、雄の体色、及び翼のように外方へ張り出す大きい胸びれから「ツバメ」の別名をもつ。前鼻孔と目の上にそれぞれ1本の皮弁がある。側線は不連続で、前半部は胸びれ上方、後半部は体の中軸を走る。体色は雌では淡黄褐色であるが、雄では黒っぽい。潮だまり(タイドプール)の岩の間にすみ、海藻、小動物を食べる。産卵の盛期は夏で、海藻の間に付着卵を産み、雄はこれを保護する。
主なヘビギンポの仲間
ヘビギンポ属
- ヘビギンポ(メイン画像)
ヒメギンポ属
- ヒメギンポ
クロマスク属
- クロマスク
- タテジマヘビギンポ
- モルディブ・トリプルフィン