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概要編集

軸からの力を支えつつ軸の運動を許容する部品。一般に接触面積の少ない転がり軸受がよく使われるが、転がり軸受の短所が大きく出てしまうところでは接触面積の広いすべり軸受が使われる。

またすべり軸受、転がり軸受ともに軸にかかる力の方向によってラジアル荷重(半径方向)を受けるものとスラスト荷重(軸方向)を受けるものがある。



pixiv内では主に玉軸受(ボールベアリング)関連のイラストが多い。

分類編集

すべり軸受編集

軸を潤滑材の皮膜で浮かせて運動の許容と力の受け止めを行うもの。

潤滑材を介した面接触のため、潤滑材の粘り気と軸の運動速度もによるが運動抵抗は大きくなりがちで潤滑材の管理が悪いと軸と軸受が擦れ合ってしまいあっという間に故障を招くが、その反面潤滑材の監理が良ければ軸受けの寿命は半永久的で、しかも転がり軸受ではとても支えられない大きな力を支えられる。

その特徴ゆえレシプロエンジンのコンロッド両エンド部や同じくクランクシャフトの軸受、発電所発電機用軸受などに使われる。また、簡単な構造ゆえ寿命を犠牲にして安く製品を作ることもできる。

転がり軸受編集

軸を複数のコロで支えるもの。

(玉軸受)や(コロ軸受)で力を受けるため運動抵抗が小さくでき、ある程度の軸のたわみに追従できる軸受も製造できる利点がある。しかし球やコロが回転しながら運動の許容と軸を支える原理上繰り返し外力がかかり、どんなに理想的な管理でも、軸受けの部品は疲労による強度の劣化が進み最終的に寿命が来てしまう。また回転していなくとも大きすぎる力がかかると、軸受内の部品が破損(または破壊)してしまい軸受として使い物にならなくなる。

そのため転がり軸受は規格品として製造されており、軸受を使用する製品には軸にかかる力や運転時間、どれだけの信頼性が求められるかなどの条件により最適な軸受を選定されている。また、物によっては定期点検などで軸受の交換が行われる。

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