CV:斎藤千和
人物像
コミュニティ“グリムグリモワール・ハーメルン”のリーダー。斑模様のワンピースが特徴の少女。
ギフトネームは「黒死斑の魔王(ブラック・パーチャー)」。
かつて14世紀以降に大流行した黒死病の8000万人の死者の霊群である魔王で、死の恩恵を黒い風に乗せて与え、あらゆる生命を死に至らせる暗黒の瘴気を放つ。また、黒い風を操り、黒死病の種を広げたり、攻撃や防御を巧みに使いこなす。
性格は寡黙で自分に邪魔する者や思い通りに行かないと無差別殺戮を目論むなど、冷酷非情さを持つ。また、火龍誕生祭を襲撃後、ルール設定の機会を設けて優位に進めたり、黒死病の種を広げてタイムオーバーを狙うなど、狡猾な面を持つ。また、現在の知識・洞察力・機転は“ノーネーム”トップクラスを誇るジンの実力を評価し、彼を「玩具にしてみせる」と豪語した。
普段は無表情だが最後まで自分に忠を尽くしてくれたヴェーザーとラッテンには並々ならぬ思いを抱いており、彼らが消滅した際、驚きを表わした。
魔王まだ魔王の経歴が浅く、コミュニティも立てたたばかり新興コミュニティで、まだ戦力が少ないルーキー魔王である。そのため、他のコミニティから敵を生かしたまま新戦力としてかっさらうという思いが勝ちすぎるあまり、黒ウサギ欲しさに参加者として認めたり、多くの人材を手に入れるため、タイムオーバー狙いの消極策をとった事が仇となるなどいくつかの判断ミスを犯すなど幼稚な面が目立つ。
太陽の主権を持つ白夜叉を倒すことと、新戦力の獲得のため、火龍誕生祭”に突然現れて混乱させ、さらにルール設定の機会を設けて優位に立つことに成功、その後、黒ウサギとサンドラと戦い圧倒するものの、ラッテン、ヴェーザーを失い、ディーンという不確定要素の乱入により失敗、最後は黒ウサギのゲーム参加を認めたことが仇となり、彼女の所持する“叙事詩・マハーバーラタの紙片”から召喚されたインドラの槍を食らい、魂まで砕かれ消滅した。
しかし、魔王の隷属条件を満たした“ノーネーム”のジンによって隷属され、箱庭に強制的に帰ってきた。その際、ギフトは“黒死斑の魔王”から“黒死斑の御子”へと変化した。
現在はジンに従わせられる立場になっており、レティシアや白雪姫と同じメイドとして働いており、戦闘力に乏しいジンの警護役になっているが、本人はこの状況に意外と楽しみを見出している模様。