概要
マンガワン/裏サンデーで2023年1月1日から連載されている漫画作品。
作者は橘オレコ(pixivアカウント)。
単行本は小学館の裏少年サンデーコミックスから発売されている。
2024年8月時点で既刊5巻。
あらすじ
時は明治。
名家の令嬢紗都子は産まれた時から体が弱く、いつ死ぬともわからない人生を送ってきた。
「せめて家のためにより良い相手と結婚を」と願っていたが、そんな矢先に何者かによって誘拐されてしまう。
その場を生き延びるべく、紗都子は賊に雇われた殺し屋進平にある提案を持ちかける。
「私たち結婚しましょう!」
令嬢と殺し屋。交わらないはずの2人の偽装結婚が始まった。
登場キャラクター
- 桐ヶ谷紗都子(きりがや さとこ)
桐ヶ谷家の令嬢。16歳。
産まれた時から心臓が弱く、大人になるまで生きられないと言われていた。「家の重荷である自分はより良い結婚をすることこそが役割・価値」と考え、必死に教養や作法を身につけた絶世の美女。また、ここぞという場面での度胸があり、頭も回る。
実母は彼女が産まれてすぐに亡くなり、現在は父・継母・妹と4人で暮らしている。継母や妹とは不仲だが、父とは信頼しあっている。
- 後藤進平(ごとう しんぺい)
殺し屋の男。18歳。
殺しに関しては伝説的な腕前を持ち、全く躊躇せず笑顔で人を殺せる。
何を考えているのかわからない不気味な男だが、自分を受け入れてくれた紗都子に惚れ込み、彼女を守るようになる。やたらと愛が重く、尽くすタイプ。
- 小川康太郎(おがわ こうたろう)
桐ヶ谷家のお付きの男。紗都子のボディボード的な役割で、忠誠心が強い。
- 桐ヶ谷美和子(きりがや みわこ)
紗都子の腹違いの妹。
母親と同じで幼少期の頃からさとこを毛嫌いしていて何かとちょっかいを出しては、打ち負かされている様。令嬢に必要な教育をサボることから紗都子いわく「容姿以外下の下」と評価。何かにつけては母親に告げ口をしている。
- 桐ケ谷十兵衛(きりがや じゅうべえ)
桐ケ谷家当主で紗都子と美和子の実父。
継母と美和子と不仲である紗都子にとって良き父親として、誘拐された紗都子の身を案じるなど良心的存在で好かれており、最新話では紗都子とついに対面できたはずだが・・・・・。
- 紗都子の義母(名前は不明)
美和子の実母で紗都子の継母。
実娘の美和子を可愛がる一方で美和子の縁談を邪魔していると紗都子を目の敵にしている。
人攫いの集団に紗都子を誘拐を依頼した張本人。
- 【天女島】で働く関係者
- 三枝
天女島を牛耳るヤクザでその元で後藤も雇われており、紗都子を誘拐した人物。
その後誘拐を依頼した紗都子の義母を裏切り紗都子と後藤の味方になる。
- 朝霧
天女島の人気No1の遊女。36歳でありながらも人気は絶えない美貌の持主であるが謎めいた人物。
- ゆかり
天女島の遊女。朝霧の2番目に人気だが性格は我が儘。
後藤を好いているためなつかれている紗都子をライバル視している。