「♪……」
彼方からやってきた宇宙人。
その星には「音」がなかった。そのため、55種類の地球の言語を習得してもなお、ほとんど言葉を発しない。たいていはバイオリンの音色で感情を表す。
概要
日本語名 | ボイジャー |
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英語名 | Voyager |
中国語名 | 远旅 |
キャスト | 本渡楓 |
レアリティ | ⭐︎6 |
種 | 超自然者 |
誕生日 | 11月12日 |
活動年代 | 20世紀半ば |
活動地域 | 世界各地、ソビエト社会主義共和国連邦で発見された |
年齢 | 不明 |
ミディアム | エントロピー |
本源 | 星間の旅人(星) 楽器演奏 |
香調 | フローラルノート ラベンダー アラセイトウ スズラン アンバー |
サイズ | 高さ:163.00cm、幅:88.58cm、奥行き:57.98cm |
持ち物
ボロボロなバイオリン
作りも音色もありきたりだが、丁寧に扱われてきたため長く使われている。歴代の持ち主から相当大切にされているようだ。
金色の星の髪飾り
彼女に華やかさを添えている金色の髪飾り。不可解なことその原材料は既に知られているどんな素材でもなく、そのうえ髪飾りに研磨の跡が一つもない。
制服
少し変わった学生の制服。髪飾りと同じように、未知の素材でできている。
キャラクターストーリー
京兆分の一の奇跡
「本当に美しい写真だ」
それは64億キロメートルも離れた場所から届いた眼差しだ。
「まるで、『この小さな星は宇宙の中ではこうも矮小で価値がない』と言っているようだ」
「すみません、先ほど原因不明のエラーで、一瞬だけ信号が途絶えていたようです」
「問題ないさ。それくらいアクシデントのうちにも入らないよ。気にしなくていい。宇宙はこんなにも広いんだから、我らが長旅の旅人も、たまには足を休めることもあるだろう」
遥かなる青い星。京兆分の一の奇跡によって、この価値のない出会いが生まれた。
遠方からの来客
「畜生!何なんだあれは!あの女がこの星系に『入った』時から、飛行船の操縦系統が全部おじゃんになっちまった!」
「もっと情報メモリーを読んどけっていつも言ってただろう、E-0991.31。お前だって自分の死因くらい知っておきたいだろ」
E-0991.31は相手の嫌らしい笑顔をありありと想像できてしまった。
「『ツイてる』な、兄弟。それはたぶん『アレ』だ」
「...『アレ』、だと?クソクソクソッ!なんでこんな辺鄙な星系に現われるんだ!ただの宇宙の都市伝説じゃなかったのかよ!」
「安心しろ。お前に何かするつもりだったら、この通信すらできなかったはずだ」
「早くどっか行けよ・・・チックショウ、こっちに気付いたようだ!おい、聞こえるか?今すぐ助けてくれ!」
「そんな厄介事に巻き込まれるのは御免だね。それに、お前が助けを求める1⁄3/星系秒前に、上からその星系を放棄するとのお達しが出たぞ」
「臆病者がッ!こんなの謀殺じゃなッ・・・」
少女は好奇的な表情で、目の前で赤い光を激しくチカチカさせている浮遊物を見つめた。
「やあ、おチビちゃん、あいや、あ、あの・・・ご、ご機嫌よう、お嬢さん」
無口な旅人
パンドラ・ウィルソン(インタビュアー):こんにちは、ミス・ボイジャー。
ボイジャー:(微笑む)
パンドラ・ウィルソン:こちらで入手できる資料を調べ尽くしましたが、貴女について何の情報も得られませんでした。
ボイジャー:(微笑む)
パンドラ・ウィルソン:このことについて、お話ししていただけませんか?
ボイジャー:(微笑む)
パンドラ・ウィルソン:では、質問を変えましょう。何か、ご興味のある物や事はありますか?
ボイジャー:*バッハの音楽*
パンドラ・ウィルソン:素晴らしいです、ミス・ボイジャー。それのどこが好きなのかを教えていただけますか?
ボイジャー:(はにかんだ笑み)
パンドラ・ウィルソン:お時間をありがとうございました。貴女は私が今までに会ってきた中で、一番「特別」なゲストです。・・・さようなら。
ボイジャー:…さようなら
パンドラ・ウィルソン:……
パンドラ・ウィルソン:目覚ましい進歩です。もう少し早かったらもっとよかったのですが。
考察
謎に包まれた神秘的な少女。1977年のボイジャー計画により打ち上げられたボイジャー1号の名を持ちながら人型であり、
ボイジャー1号であるならば地球出身のはずなのに、自我に目覚めた人工衛星であるスプートニクのような意識覚醒者ではなく、
本物のUFOであるギベオンズアイと同じ分類の超自然者である。
キャラクターストーリー01の京兆分の一の奇跡による出会い、そして独白にある惑星の直列が手紙を"届けてくれた"というセリフからするに、ボイジャー1号本人ではなく、
ボイジャー1号と接触して地球人類の事を知った地球外知的生命体であると想像できる、またキャラクターストーリー02を見ると宇宙人の中でも都市伝説的存在のようだ。
性能面
攻防両面を支える多芸なデバッファー。
【朦朧】と【遠星の加護】によって火力支援し、二種の行動阻害と【強固】やアルティメットのMP減少で味方の被ダメージを抑える。
行動阻害の付与には【合奏組曲】が必要となるため可能な限り洞察を進めたい。
【合奏組曲】の仕組みは結論から言えば、ボイジャーがスペルを四回使うたびに行動阻害をばらまくというもの。
スペルの使用時に特殊な状態強化『合奏』が一層→二層と進行し、三段階目で『合奏組曲』状態となり、その次の行動で浄化不可の【沈黙】(洞察Ⅲでは加えて【封印】)を1ターン分付与、『合奏組曲』解除の流れとなる。
強力な効果だがいくつか注意点も存在する。
カウントされる『行動』とはスペル使用のみ。スペルカードの移動や融合は行動回数として数えられない。
合奏は強制的に進行する。行動阻害付与のタイミングを計るなら、ボイジャーの動かし方を調節しなければならない。また敵の阻害耐性をいたずらに早めることがある。
時間がかかる。あらかじめ合奏を進めておかないと欲しい時に間に合わない可能性がある。
群星のソナタ
ランク1はよくあるメンタルダメージ範囲攻撃。連発しているだけでも結構なダメージソースになる。
ランク2に上げると威力は据え置き(塑造2なら微増)だが、【朦朧】でクリティカル発生率を上げられるほかアルティメット『弦の上の星系』の追加ダメージ条件を満たせる。
コンボの起点となるスペル。
つぎはぎの協奏
味方全体へ同時に二種の【状態強化】を付与する強力なカウンター。
【強固】でダメージ軽減しつつ【遠星の加護】で防御力無視の反撃ダメージを与える。
攻防一体のスペルであり、被弾を防げない(攻撃してくる敵を倒し切れない)状況で活躍する。
敵ターン中に敵のHPを減らしたり倒したりすることで突破が簡単になるギミックも多い。
ランク上昇による変化はボイジャー本人に付与する[遠星の加護]のスタック数。
スタック式かつターン制限がないこともあり、融合するより使う回数を多くした方が得られる恩恵も大きくなりやすい。
【合奏組曲】の条件達成に適したスペルといえる。
また、ソネットのような【状態強化】を欲するキャラクターのトリガーとする場合にも有用である。
弦の上の星系
MPを2減少させる高威力単体攻撃。
対象に【朦朧】が付与されていた場合はさらに火力が上昇する(ゲーム内の説明だと少々まぎらわしいが、後付けで朦朧状態にしても追加ダメージは発生しない)。
塑造による追加ダメージ倍率の強化が著しい。