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ボタ山とは、炭鉱の近くに築かれた人工のの俗称。

概要編集

石炭の採掘で生じる土砂や岩石、産出された石炭のうち品質が低いもの(ボタ)を積み上げるように捨てる場所で、操業が長期に渡るとやがて山のように大きくなる。

「ボタ山」は主に九州地方で使われた言葉で、同様に炭鉱業が盛んだった北海道では同じものを「ズリ山」と呼ぶことが多かった。


操業中は岩石や石炭などで茶色や灰色、黒などの無機質で荒涼とした姿であるが、現在日本で見られるものは閉山から数十年が経過して草木が生い茂り、前提知識がなければ遠目では通常の山のように見えるところも多いようである。

ただ、日本の一般的な里山とは違い、角度が急で錐形に近い形や台形のものが多いので九州では独特の景観や往時の繁栄を偲ぶ場所として紹介する自治体もある。

関連項目編集

炭鉱 産業

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