概要
アメリカ合衆国の航空機メーカー「ボーイング」が開発を計画していた超音速旅客機。
1950年代の貨物専用超音速輸送機の設計に起源を持つ。英仏共同開発の超音速旅客機「コンコルド」や、ソ連開発の同機「Tu-144」に対抗する形で1960年代に開発を計画。しかし、ソニックブームに代表される環境への悪影響の懸念などで開発反対の動きがアメリカ国内で相次ぎ、1970年代に入り事実上開発を断念。機体製作もモックアップ止まりで終わった。
仮に実用化されていても、コンコルドやTu-144と同様に燃費が非常に悪くなり、経済面でも宜しくなかったかもしれない。