定期国際航空路線に就航した唯一の超音速旅客機は、イギリスのBACやフランスのシュド・アビアシオンなどが共同で開発した「コンコルド」である。コンコルドは2003年に全機退役したが、超音速飛行を追求した美しいデザインや、数少ない超音速旅客機であったこともあり、現在もなお根強い人気を持つ。コンコルド以外に設計・製造された超音速旅客機として、ソ連のツポレフ設計局による「Tu-144」などが知られる。また、計画は中止されたが、アメリカ初の超音速旅客機となるべく計画された航空機として「ボーイング2707」が知られる。現在、商業飛行を行っている超音速旅客機はないが、世界各国で新たな超音速機の開発に向けた取り組みが本格化しているらしい。が…それは果たして実現するのだろうか? 実現するとすれば何年後のことだろうか…?
超音速旅客機
ちょうおんそくりょかくき
超音速の速度で飛行する旅客機のこと