声:佐藤はな
概要
ボー王国の伯爵令嬢。帯剣する髭の執事を従えており、蜘蛛のぬいぐるみを持ち歩く。
王国のお抱え暗殺団である「影の一族」がゲスラン軍に次々と殺されていった際、一族の幼子であったカゲを匿い命を救う。
その後コミックス13巻の描き下ろし番外編「毒森のポイーズ」で成長した姿で再登場。毒森にて不気味かつ巨大な昆虫達と共に住んでおり、森に危害を加える者達を昆虫を使役して追い払っている。
18巻にて本編でようやく再登場。カゲと再会したが歯に衣着せぬ物言いでカゲを困惑させる。
「あの時捕まって殺されなかったんだ。こんなに目立つし非力そうなのに…」
「なんとかなったんだ。でも運がよかったんだよ。またこんな国に戻ってきたら今度は殺されちゃうよ?」
「だって、あなた何もできないでしょ?」
森に化け物がいると主張するカゲだがポイーズはこれを否定。直後卵を世話する昆虫を気味悪がるカゲをよそに昆虫に愛情を向ける。
「慈しんで守って…みんなこの厳しい世界で一生懸命生きてる。私たちと何も変わらないよ」
それを見たカゲはポイーズの心根を知り、一人感謝と謝罪をするのだった。
だが新たな侵入者が来た事を知り…
関連イラスト
過去
現代
余談
彼女もまた本作で重要な役目を果たした人物である。
あの時カゲを助けていなかったらカゲもゲスラン軍に殺され、ボッジはカゲと出会えなくなる。
そうなればボッジの周囲からバカにされる日々が変わらず、師匠デスパーとも出会えないので相手を無傷のまま倒せる才能も開花されない。
ボッジの回避が優れていても相手を倒す力が無ければ冥府の罪人達を対処できず、デスハーがボッス王国に戦争を仕掛けて多くの血が流れる事となり、ボッスと一緒にいるべく家族という憂いを無くそうとするミランジョの思惑通りヒリングとボッジが死に、ダイダも永遠に暗闇に閉ざされたままとなっていた。