「いきなりこんなこと言われて、戸惑うかもしれないけど…
俺は!これからどんなことがあっても!
お前の味方になりたいんだ!俺、本気だぜ…ボッジ!!」
CV:村瀬歩
概要
目玉のついた墨汁の染みのような異形の平面体型の生き物。
時折口や手に当たる器官を体内から飛び出させ喋ったり物を持ったりすることもできる他、体内に服や武器、金品などの物体を収納しておくことが出来る特性がある。
かつて絶滅した暗殺集団「影の一族」の生き残り。ボー王国のゲスラン軍に一族もろとも母親(声:豊口めぐみ)を目の前で殺され、命からがら逃げた。しかしそこでは人々に邪険に扱われたり、悪漢(声:遠藤大智)にコソ泥の手伝いをさせられたりしながらも細々と生きてきたが、ゲスラン軍が自分をお尋ね者として指名手配された際に悪漢が金目当てに軍に自分の情報を売ってしまい、再び逃亡生活を送る事となった。
やがて成長してからは一人で泥棒をするようになり、金品を盗みつつ国々を転々と渡り歩く生活を送っていたが、ボッス王国の外れの丘で偶然ボッジに出会ったことで彼の人生は大きく変わることになる。
ボッジの置かれた過酷な境遇、そしてそれでも悲しみを隠して気丈に振る舞い続ける彼の優しさと器の大きさに触れたカゲは、とある一件を境に「どんな時も味方になること」を誓いボッジと親友同士になった。
過去の境遇から性格はガラッパチのひねくれものだが、根は優しく思いやり深い忠義の塊。
何故か唯一ボッジの言葉をそのまま理解することができ、またボッジが読唇術を使える事も知っている。その為手話を介さずとも相互で会話をすることが可能。
人間ではないが本作の世界では人間以外の亜人種も多く(そもそも主人公からして本来純血の巨人族)、店での買い物などは普通に出来るし、小器用で料理等大体の生活能力はある。
過去に母親が自分の目の前で殺されてしまうという苦い経験があり、そのため自分の大切な存在が目の前で痛めつけられる事を何よりも恐れている節がある。
第一部の終盤、オウケンの圧倒的な力を前に生死の境を彷徨い、母と再会するも現世でやり残した事を優先すべく戻る。
戦いが終わって皆がボッジを新国王と認めると密かに国を去り、第二の人生を送ろうとする。しかしカゲの一族だからという理由で爪弾きに遭い、途方に暮れていた所ベビンの蛇に見つかり、ボッジと再会。新たな国を築く旅に同行するのであった。