概要
戦争で使用された化学兵器の1つ。
その名の通り、マスタードの臭いを有する黄色い毒ガスであり、1917年にドイツ軍が初めて使用していた。
硫化ジクロロエチルという液体で出来た化学剤は持続性があるため効果が絶大で、数ヶ月でイギリス軍死傷者は18万人以上に達したとされている。
人体のタンパク質やDNA構造に大きな影響を与え、蒸発し難く浸透性が高いために防護服やガスマスクさえ浸透する。
ガスを吸引後の症状が現れるのが遅く、4〜6時間経過して皮膚や目、呼吸器に作用。接触した皮膚などが爛れて遺伝子を傷付け、他の病気にもなり易くする副作用もある。
関連タグ
モグネズン:マスタードガスがモチーフと思われる「イエローガス」を口から放つ怪獣。