概要
ミズナギドリ目ミズナギドリ科に分類される海鳥の総称。最小のオガサワラヒメミズナギドリ(体長27cm 翼開長55cm)から最大のワタリアホウドリ(体長120cm 翼開長300cm)まで大きさは様々である。
全世界の海洋に分布し、日本近海で最もよく見られるのは『オオミズナギドリ』。
アスペクト比の高い翼を持ち、海面近くの水平速度が違う気団の境界を往復して力学的エネルギーを稼ぐダイナミック・ソアリングを繰り返し、ほとんど羽ばたかずに長距離を移動できる。
食性は動物食で、魚類、甲殻類、軟体動物、プランクトン、動物の死骸などを餌とする。
自ら掘った穴や岩の隙間に集団営巣し、繁殖期以外は陸に上がることはなく海上で過ごす。
離陸は苦手で崖や樹木から滑空することが多い。