ミリオン(異世界ロクシア)
ろくしあのみりおん
「行くぞ兄弟…俺たちの居場所を探すんだ」
「消えてくれ、もう」
「俺がすることなんてろくなことじゃない」
「理想とかなんとか、まだ言えるようなロマンチストがいたんだな」
「俺に理想はないのかだと?…あるよ。あったさ」
処を転々としながら世界を旅する兄弟の兄。
魔法は炎魔法の基本形しか使えないが、
一方で格闘術に精通しており、オートデザイスの全高の高い建物でさえも飛び越す跳躍力を持つ。
実の弟であるビリオンを相棒として旅しているが、別行動をすることが多々ある為あまりこだわっていないようだ。
赤と緑を基調にしたレザーアーマーを着ており、常に帽子を深く被り顔を隠している。動きやすいように硬さは犠牲にされており、ほとんど唯一の武器である拳を守るようにトゲ付きグローブをはめている。
本当の名は別にあるようだが、どこかから名付けられた名を積極的に名乗っている。
居場所を常に探しており、世界を転々とし一度滞在しては去るという行動を繰り返しているのもそれに関連する模様。
やさぐれていていつもテンションが低く、ダウナーに喋る。頻繁にジョークを飛ばすが、だいたいは皮肉が含まれており素直に笑えるものではない。
なんと嘗ては彼も理想を掲げて戦った勇者候補だったらしいのだが過去に何かしらがあったらしく現在は流浪の民を化している。
しかし皮肉にも勇者候補としての資質は健在の様である伝説の剣に選ばれたことがあったが…「そんな安っぽいものはいらない」と突っぱねたらしい。
(ちなみにビリオン君が回収しようとしたところこちらは普通に剣サイドに拒否られた)
作者に曰く世界で最も有名な配管工をモチーフの一つに取り込んでいる模様。
また(冗談交じりに)狗山座敷郎に対する嫉妬(を輝かしい英雄譚の裏に存在する道半ばで夢破れた敗者や犠牲となったものの悲憤の嘆きというアンチテーゼに昇華させた物)から生まれたキャラクターだとコメントしておりかなり意識している部分が見受けられる。