概要
『グランディアⅡ』に登場するキャラクター。
CV:柳原みわ
人物
17歳(外見上)。本作におけるもう一人のヒロイン。
エレナの心の裏側に取り付いた「ヴァルマーの翼」の化身。
本来ならヴァルマーの欠片に取りつかれた人間は、メルフィスやリーナのように比較的早い段階で別人と化すのだが、もともと心を強く持っており、グラナス教の神官でもあったエレナの心は完全に乗っとる事が出来ず、心の裏側に取りつくだけという結果に終わった。
リュードとその仲間達は、エレナに取りついたヴァルマーの翼を取り除くため、グラナス教の総本山、セントハイム法国へと向かう。
エレナに取りついたヴァルマーは自らを「ミレーニア」と名乗り、エレナが意識を失った時にエレナの身体を乗っ取る形で姿を現し、好き勝手振る舞った後、エレナが意識を取り戻すと眠りにつくという状態となった。以降はエレナとミレーニアで一つの身体を共有している状態が続く。
ミレーニアは、最初はエレナが心の弱さを見せた時に一気に人格を乗っ取ってしまおうと狙っていたが、ちょっとした好奇心から面白半分にリュードのパーティに入ってみたり、ちょっかいをかけて遊んだりしていた。エレナの身体を借りて行動しているうちに、エレナがリュードに好意を持っている事を知り、自身も恋というものを知ってしまう。
自分をヴァルマーという生物の一部ではなく、そういう人格を持った一人の人間だと教えてくれたリュードに恋を抱く。しかし、それは決して叶わぬ恋であることも知っていた。自分がこのままエレナの肉体を完全に乗っ取ってしまえば、それは完全な「ヴァルマーの翼」の誕生であり、リュードたち人間と敵対する存在となってしまう。
自分はそもそも、この世界の敵であるヴァルマー側の生命体であり、ヴァルマーを復活させて人類を滅ぼすという本来の目的を持っている。一方、リュードはヴァルマーと敵対する存在、グラナス教神官エレナを助ける側の人間である。ミレーニアがリュードに警戒されずに近づけるのは、彼に特別な手助けを行う時だけであり、それは自分の仲間であるヴァルマー側を不利にし、恋敵であるエレナに有利となる行為であった。
エレナを完全に乗ってってしまえば、自分はリュードの敵となり、何もしなければ自分は恋敵であるエレナのために消し去られる運命、不完全でアンバランスな三角関係。揺れる心の中で最終的に自分の選んだ行動は、自分の死期を早めてでもリュードに協力し、彼の傍でヴァルマーと戦う事だった。
ゲーム内での性能
筋力★☆☆☆
体力★☆☆☆
魔力★★★★
精神★★★☆
習得必殺技
・アローショット
威力は低いが100%のキャンセル効果を誇るラブラブショット。発動が早い単体攻撃。
・ヒールクラッシュ
踏んづけてくれる。ありがとうございます女王様。全能力が1段階低下するので5回踏もう。
・堕天の翼
消費SPは大きいが、非常に強力な全体攻撃。
・暴食の舌
全体攻撃。堕天の翼よりも威力は劣るが、使用時に本人のHPが回復する。
・怨痕の爪
敵単体に対する強力な攻撃。演出が凄く痛々しいので注意。
・呪縛の瞳
敵単体を停止(マヒの上位効果)にする。なんとボスに効く。ラスボスも封じる。いいのコレ?
ミレーニアとエレナは肉体を共有しているため、エレナと入れ替わりでパーティに入る事になる。基本的にはイベントシーンやボス戦だけ参加する場合が多い。エレナより使用期間が短いからといって全く育てなくていいかと言えばそうでもなく、育てたら育てたできちんと恩恵があるので技術ポイントは率先して投資しておこう。
肉体を共有してはいるがステータスはそれぞれ別物、投資した技術ポイントや「力の種」などのアイテム効果が引き継がれないので育成する際は注意すること。一方、エレナがミレーニアと入れ替わる際はエレナの装備が全て外れ、そのシナリオに適した能力値の防具を装備したミレーニアが加入するので、アイテム面に関しては何も心配いらない。
攻撃力と防御力が低く、魔法関係の能力値が高めなのはエレナと同じ。どちらかというと魔法攻撃力の方が高く、魔法防御力が低いため撃たれ弱い傾向がある。
武器がボウガンであるため、通常攻撃を指示してから攻撃がHITするまでの間隔がやたらと早いので、HIT数稼ぎのコンボや、クリティカルを狙う場合は注意。
ミレーニアには「怒りゲージ」システムが備わっており、HP表示欄が赤色になると怒りが爆発し、一定時間SP無限の状態のままオートで行動し始める。毎ターン「堕天の翼」など強力な攻撃を連発してくれるので、適正レベルまで育成できていなくてもボス戦は何とかなったりする。
仲間キャラクター
リュード / エレナ / ロアン / ティオ / マレッグ / ミレーニア