詳細
このタグのつけられた作品はヘルメッポが攻め、コビーが受けである。
また、コビーが攻め、ヘルメッポが受けの場合はコビメポと表記される。
(※とある時期はヘルコビとも呼ばれていた)
原作漫画・アニメのエニエス・ロビー編や頂上戦争編では特に、二人で一緒に行動しているシーンが多く窺える。というより二人が一緒にいないことはほぼ無く、二人が揃っていないことの方が珍しいくらいである。
そんなこともあってか、元々マイナーCPでもあったが、最近では徐々にファンも増えてきている模様。
コビメッポとメポコビ
この二つの名称は、似たように思えるが別物なので、混合しないように。
コビメッポとは、コビーとヘルメッポの公式のコンビ名称であり、親友として、友情など(恋愛以外)に関する名称として使われている。(記事コビメッポ参照)
メポコビは、親友であり、また上司と部下でありながらも、恋愛感情を抱いている二人の恋愛関係に関する名称なのである。
まだ統一はきっちりとされていないが、メポコビはCP名、コビメッポはコンビ名。と使い分けられている場合が多くみられる。
原作・アニメでの名場面など
正直原作よりもアニメの方が絡みが多いような…
コビメッポ奮闘日記
原作の扉絵で連載された長編シリーズ。簡単にまとめると、雑用として153支部で働く二人がとある事件をきっかけに本部に移動することになり、そこでガープ中将やその副官ボガードに鍛えられながら特訓を積み重ね、共に奮闘し成長していくという物語である。曹長軍曹に昇格する以前のとても初々しい雑用時代が描かれている。
中でも、ヘルメッポを人質に船で逃げ出したモーガンに大砲を撃とうとしている所にコビーが震えながらも立ちふさがるシーンは一番の名場面である。(アニメでは自ら海に飛び込み、ヘルメッポとモーガンの乗った小舟まで泳いで辿り着き、死に物狂いで大切な友人を殺すまいと食い止めている。)
また、部屋で二人きりで武器の手入れをしているシーンでは父モーガンが捕まってしまったヘルメッポがこの先どうなってしまうのだろうかと初めてコビーの前で涙ながらに弱みをみせる場面もある。
アニメ68話・69話
おそらく原作の扉絵シリーズコビメッポ奮闘日記を元としたアニメオリジナル回。こちらでは海軍奮闘記となっている。原作と同じ部分とオリジナルの部分が入り混じっている。屋根上で押し倒し合いながら喧嘩をして大変なことになったり、二段ベッドの上で寝ていたコビーが寝ぼけて下で寝ていたヘルメッポの上に落ちて騒ぎになったり、海賊であるルフィと関わりがあることがばれてしまったりと、その他にも雑用をこなした上に特訓を積み重ね、お互いに支えあう二人がこれでもかと詰め込まれている。
ウォーターセブン編
原作は45巻、アニメは314話辺りで曹長になったコビーと軍曹になったヘルメッポが初登場する。コビーが成長期による著しい成長をしているが身長差は変わっておらず、頭一つ分ヘルメッポの方が大きい。アニメ315話では、駆けっこ競争をしたり、見張り台でサボって二人っきりで話をする(あとで怒られる)シーンが追加されている。そして、これまでヘルメッポには敬語を使っていたコビーだったが、ここではタメ口で話しており、二人の距離が縮まっていることが感じられる。
また、原作のみで、クードバーストで飛んでいくサニー号に手を挙げてはしゃぐコビーを全力で抑えようとしているヘルメッポの姿が描かれており、ヘルメッポは自由奔放に行動するコビーの保護者のような役割もしていることがわかる。
マリンフォード編
アニメ480話マリンフォード編で、ルフィの攻撃を顔面から受け、倒れて意識が飛んでしまったしまったコビーをヘルメッポが抱きかかえ揺さぶるという名場面がある。他にも泡を噴いて倒れたコビーを担ぎヘルメッポが運ぶシーンなどもある。また、このシーンは漫画では描かれておらず、アニメオリジナルとなっている。
エピソードオブルフィ~ハンドアイランドの冒険~
二年が経ち、大佐になったコビーとその副官で少佐になったヘルメッポが、原作を素っ飛ばしてアニメ(オリジナル)で初登場する。頭一つ分あった身長差もほぼ同じくらいにまで縮まっている。本編では上司となったコビーに部下のヘルメッポが敬語を使っているシーン(少々からかっているようにもみえる)や、ヘルメッポがコビーに壁ドンしているように見えるシーンもあり、ファン必見の作品である。そして相変わらずいつでもどこでも一緒な彼らが微笑ましい。
世界会議(レヴェリー)編
原作コミックスでは初となる二年後のコビー大佐とヘルメッポ少佐が登場する。
二人の任務は世界会議に出席する王族が乗った船の護衛。それぞれ別の場所にいても電伝虫で連絡を取り合いながら任務をこなし、任せ合える信頼関係が築かれているのがわかる。
以下ネタバレ注意※コミックス105巻収録(2023.3.3発売)
詳しい経緯はここでは省略するが、ハンコックを拿捕しようとしたコビーが現在黒ひげに連れ去られており、新聞記事では"拉致・生死不明"となっている。
これを受けてヘルメッポは、SWORDのメンバーに頭を下げ、一緒に助けに行ってほしいと懇願。何も出来なかった自分への不甲斐なさや、大切な相棒の危機への不安で、涙と鼻水で顔をぐしゃぐしゃにしながら、倫理観の危うい兵器ですら持ち出す提案をする程に取り乱し、冷静さを失っている。この様子にG-14基地長ドール中将も、「ヘルメッポのクソガキ何とかしてくんない?」とたしぎ大佐に投げかける。それに対してたしぎ大佐は「それはムリですよ 親友の安否が不明なんですから」と返している。このように、周りから見ても二人の厚い関係性は明確である。
前文でも記載したように、アニメ版の頂上戦争編では倒れたコビーをヘルメッポが抱きしめて生きてた良かったと涙を流すシーンがあったものの、原作でこのような感情を露わにするシーンが描かれたのは初である。
SWORDのメンバーであるプリンスは万全ではない体制では危険だと行くのをやめるように諭すが、その後現れたガープ中将が名指しでヘルメッポを呼び出しコビーを助けに行こうとしたところまで現在話が進んでいる。その際もヘルメッポは「会いたかった」と涙を流し、あのジジイ呼ばわりしていた雑用時代からの心境の変化も著しいものであることがわかる。