「せっかくだがおれとお前らの同盟は もう終わったんだ!!」
「え!? お前勝手だな、そういうのはおれが決めるから黙ってろ」
「どっちが勝手なんだ!!」
概要
漫画「ONEPIECE」に登場する、モンキー・D・ルフィとトラファルガー・ローのBLカップリング。
ルフィは麦わらの一味の船長であり、ローはハートの海賊団の船長である。
現在は互いの海賊団同士で「海賊同盟」を組んでおり、船長同士で対等な関係・・・のはずが、往々にしてルフィの勝手な行動にローは振り回されている。
四皇カイドウを倒すために同盟を結んだものの、元々ローの目的は「ドフラミンゴを討つ」ことであり、自身の事情に麦わらの一味を巻き込んだと負い目を抱いている描写もある。
共に行動する時間が長くなるにつれ、ローへの評価は「いいやつ」「恩人」、「友達」から「仲間」とルフィの中でローの立ち位置はより大切な存在へと変わっていっている。
上記の台詞にもあるように、ローは個人的なケジメをつけるため"同盟破棄"を言い渡すも、ルフィはその意思を間髪置かず却下する。結局はドフラミンゴ撃破後も同盟は続けており、ルフィの傘下となったキャベンディッシュからも「キミ達は"台風の目"になる」と告げられるが、ローもまた「そのつもりだ」と共に挑み続ける覚悟を決めている様子である。
同じく一船の船長であるだけでなく、共通点が多い。
・常に帽子をかぶっており、戦闘中も手元に置きたがる(季節感は真逆)
・手配書の写真の左下に仲間の後頭部が写りこんでいる
・神の天敵"D"の一族同士である
・"毒"により決定づけられた自分自身の死の運命に打ち勝った
・命令されることを嫌い「自由であること」に人並み外れた欲求を持っている
本編の描写
前半の海
同じ時期に海賊として台頭し始め、シャボンディ諸島で相見えた末に共にユースタス・キッドの上から目線の親切に反発し共闘したライバル同士という関係であった。
(この時の3人の必殺技はジャンケンの関係性になっており、ルフィは"ゴムゴムの巨人銃"による「グー」、ローは"シャンブルズ"による「チョキ」である)
頂上戦争では何の義理もないルフィを救うべくハートの海賊団の潜水艇を使ってマリンフォードまで向かっており、バギーからルフィとジンベエを預かり辛くもその場を脱出。戦争中にルフィの落とした麦わら帽子を去り際にローが受け取っており、何度か麦わら帽子を見つめていた。
赤犬に負わされた二人の重傷を治療し、生き長らえさせる。その後2週間の安静を伝言し直接ルフィと言葉を交わすことなく去っていった。
後半の海
新世界の炎と氷の島・パンクハザードで偶然が重なり、再び出会うこととなる。この時にはルフィにとってローは命の恩人であり、魚人のジンベエ、白ひげ海賊団のマルコと並んで「二年前のことでお礼を言いたい人物」の一人であった。
対してロー自身は、ルフィの傷の治療行為については"D"の名を持つルフィにある種の期待を抱いてのことであったとしても、「ただの気まぐれ」としてルフィに恩に着せる素振りは見せなかった。
この島にて打倒カイドウのため、ルフィに対し海賊同盟を持ちかける。
ドレスローザ編ではドフラミンゴに撃たれたローの姿を見てルフィは幾度も激昂しており、動けないローを俵持ちもといファイヤーマンズキャリーしたり抱えこんだり敵の攻撃から庇ったりと何かと接触が激しい。
ルフィの攻撃時にロー自身と敵を入れ替え、不意打ちを食らわせるなど即興で合体技を編み出しており、タイミング等はルフィに主導権を奪われていたもののローの策やフォローがルフィをより戦い易く動かさせた。