概要
『ONEPIECE』に登場するドンキホーテ・ドフラミンゴ×トラファルガー・ローの腐向けカップリングの略称。
ドンキホーテ海賊団(ファミリー)の"ジョーカー"ボスにして王下七武海の一人とハートの海賊団船長"死の外科医"である。
ローも新世界編で王下七武海として再登場を果たしたが、その理由も全てはドフラミンゴを討ち、その暴走を止めるため。
しかし13年以上前はローはドンキホーテファミリーに所属しており、ボスと部下の関係であった。ドフラミンゴはローを将来の右腕と見込み、最高幹部"ハート"の席を13年前から空席のままローのために空けていたという。
闇ブローカー"ジョーカー"のビジネスの重要な"鍵"であるシーザーを誘拐し、ドフラミンゴらに対して明確に反旗を翻したことで、二人の関係は「元ボス」と「裏切り者」となることになる。
ドレスローザ編ではドフラミンゴのローに対する愛憎入り混じった感情による情緒不安定もとい行動の謎がたびたび描かれている。
・「生まれてきたことを後悔する程、無残に殺してくれ」とヴェルゴに命じたのちにあけすけと「大きくなったお前と酒の一杯くらい・・・」と電話でローに語りかける。
・「とにかくお前を殺したかった」とローを痛めつけ気絶させるに至るが、殺しはせずに自身が根城にしている王宮に連れ帰りハートの幹部の席に縛り付ける。
・罠に嵌り「殺し屋ケリー」に攻撃されかけたローたちを助け、ローの手錠の鍵を届けてやろうとまでしていた。
・ローの望みを何でも叶えてやることと引き換えに自分への不老手術を要求。しかしそれを拒み、ドフラミンゴへの挑発を続けるローに「ハートの席にも座らねぇお前が何故"ハート(の海賊団)"を背負っているんだ」と激昂し、拳銃の全弾を動かなくなったローに撃ち尽くす。
過去
世界政府によって家族も友人も故郷も奪われ絶望し、「目に入るもの全てを壊したい」と海賊団へ入団を望むローにかつての自分の姿を重ねたドフラミンゴは、当時10歳の少年を「10年後の自分の右腕」として戦術・剣術・体術・砲術、あらゆる英才教育を叩き込んでいく。
ローも「もう何も信じていない」と他人への不信を露わにしていたが、間違った知識でローを病原菌扱いするファミリーをドフラミンゴが「珀鉛病は感染しない」と言って黙らせたり、賞金首に殺されかけたところを彼に助けられたりと、2年間共に苦楽を共にするうちに少なからず信頼を抱いていた様子。
コラソンの手で無理やりファミリーを離脱させられた時には「お前の部下になったんじゃねえ ドフラミンゴの部下になったんだ!」と自負しており、「ドフラミンゴー!助けてくれー!」と素直に助けを求めるなどなかなかのデレっぷり。
しかし、ローがコラソンにより食べさせるつもりのなかった"オペオペの実"を与えられたことを知ると、「俺のために死ねるよう教育する必要もある」と発言し、それを聞いていたローを慄かせる。ドフラミンゴがコラソンを射殺したことでローのドフラミンゴへの不信は決定的なものとなり、その場を脱したローはその後、ドフラミンゴたちと直接的に接触はしていなかった模様。
天竜人とDの一族
ドフラミンゴは30年以上前、天竜人の地位を父親に"奪われ"神の権力を剥奪された。
ローは本名をトラファルガー・D・ワーテル・ローといい、"神の天敵"と呼ばれる一族の末裔。
本来敵同士とされる宿命の血を持つ二人であるが、この数奇な運命がより関係性を深めているともいえる。
初期のカップリング像
ロー登場時から、一見何の関連性も見られなかったが、極一部で海賊旗のマークの類似等からこの2人の関係が妄想され始め、CPタグだけが存在した不思議なカップリングだった。