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モントルー・オーベルラン・ベルノワ鉄道

概要

スイス西部の私鉄。ツヴァイジンメンとレマン湖畔の町モントルーを結ぶ路線を中心に、いくつかの鉄道路線とケーブルカーを運行する。南海高野線の姉妹鉄道でもある。

モントルー~ツヴァイジンメン間は、BLS鉄道のツヴァイジンメン~インターラーケン間、ツェントラル鉄道のインターラーケン~ルツェルン間と合わせてゴールデンパスとよばれる観光路線となっており、前面展望車を連結するゴールデンパス・パノラミック、レトロ調客車を用いたゴールデンパス・ベルエポックなどの観光特急が運行されている。

歴史

1901年にモントルー~ツヴァイジンメン間で開業したのが始まり。早い段階から観光化を意識した運営を行い、1931年には有名な豪華列車オリエント急行などを運行していた国際寝台車会社(Compagnie internationale des wagons-lits)と共同で豪華列車ゴールデンマウンテン・プルマンの運行を開始した。残念ながらこの列車は折からの世界恐慌のためわずか3か月で運休となり、車両は1939年にレーティッシュ鉄道に売却された(現在もイベント列車として現役)。

戦後は自動車との競争にさらされたものの、1958年施行の鉄道法に基づき国から資金支援を受けて路線の改良を進めた。1976年にはスイスで初めて本格的なパノラマ客車を導入し、1985年には前面展望客車「スーパーパノラミック」も登場した。また1993年にはゴールデンマウンテン・プルマン以来となる豪華列車として専用の1等車によるクリスタル・パノラマの運行を開始した(この時の車両がトップ画像上段)。しかし専用車を用意することは運行上の制約も大きく、この列車は2000年に廃止となり通常の特急と統合された。なお車両は中間車を2等車に格下げのうえ現役で活躍している(トップ画像の下段)。

また狭軌(軌間1000mm)のモントルー・オーベルラン・ベルノワ鉄道に対し、BLS鉄道とツェントラル鉄道は標準軌であり、ゴールデンパスを直通する列車はなかったが、2011年に軌間可変車両を導入しての直通運転が行われることが決まった。現在のところ、2022年12月よりモントルー~インターラーケン間で直通列車ゴールデンパス・エクスプレスが営業運転を開始する予定となっている。

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