「戦争なのか?ラブミー・テンダー 優しく愛してってうるせぇんだな」
「ヤノの説く ことはことごとく 実体を伴う暴力」
「やっぱりお腹は減ってきたなぁ〜、関口ぃ〜……」
プロフィール
概要
常に身振り手振りを加えながらラップ口調で喋る小柄なタテガミヤマアラシの男性。最終話にて判明したフルネームは「矢野治人(やの はるひと)」。
年齢は27歳だが13話では28歳となっている。後日誤植であることが発表された。
ドブとはかつては兄弟分として良好な関係を築いていたが、現在はシノギによる上納金の多寡で争っており、ライバル関係であり犬猿の仲。
クレバーで冷酷な男。常に舎弟の関口東吾を引き連れている。芝浦ふ頭の倉庫がアジト。
7話にてハロウィン真っ最中の渋谷センター街の人混みの中をキックボードに乗って走り、肩をぶつけた小戸川に矢継ぎ早でラップ口調で謝罪を迫るというインパクトの強い初登場シーンで、視聴者の度肝を抜いた。
本人は「アイ ノット サイコ」「義理堅い男」と自称するが、ドブからは「あいつに義理なんてない」と評されており、自分と他者の間に大きな認識の隔たりがある模様。女子供を薬漬けにして稼がせている反社会勢力の男がサイコかどうかは個人の判断に任せられる。
本人は自身を「ダンベルも持てないか細い腕」と称するなど非力で、暴力沙汰は舎弟の関口に全て任せている。
ミステリーキッス及び山本の事務所のバックについており、あることに協力した見返りにメンバーに美人局を強制させ、引っ掛かった男性を捕らえては金銭や財産を搾り取り処分している。
普段の態度は剽軽かつコミカルであるものの、上記の美人局の結果捕らえた柿花に「最期の電話」と称して母親と通話を繋げ、泣きじゃくりながら話す様子を見ながら笑いを堪えるなど根っからの悪党である。
オーディオドラマ第9.9話「ワンマンショー」では、クレジットカードを所有していないことをぼやくが、これは暴力団員はクレジット保安照合サービスで契約拒否されるため。同じく銀行口座も持てない。
本編での登場は第7話からとやや遅めだが、オフィシャルブックや声優を担当したMETEORが歌うキャラクターソングなど、本編外で語られるエピソードが非常に多い。
また、そのキャラクター性から視聴者からの人気が非常に高く、pixivにも多くのイラストが投稿されている。
余談
CVを担当するMETEOR氏は「火矢 万鉄」という名でも知られるラッパーであり、声優は今作が初挑戦。
劇伴を担当するPUNPEE氏、OMSB氏、VaVa氏、増田岳哉氏が制作サイドに推薦し、ヤノ役に抜擢された。(本人のTwitterより)
METEOR氏自身非常にヤノを気に入っている様子で、2021年7月21日にはPUMPEE氏プロデュースの元にヤノをインスパイアしたEP作品『2019』をリリースした。