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人物

ゲーム会社勤務の会社員のピューマ。24歳。本名は田中一(たなか はじめ)(コミカライズより)。

普段は大人しい性格だが、一度ハマると病的にのめり込んでしまう節がある。

オカメインコのまるを飼っている。

小学生の時に、クラスで何も取り柄が無い自分がヒエラルキーの頂点に立つため、当時流行っていた珍しい消しゴム集めにのめり込む。

そこで、クラスで一番レアな消しゴムを手に入れるために、「ditch-11」というユーザーが出品した世界に一つしかないとされるオリジナル呑楽消しゴムを、ネットオークションで落札しようと奔走する。(尚この時の競合相手は佐藤であり、競り合っていた結果、10万になり、怖くなってやめたとのこと。)

その際に父親のクレジットカードを無断で抜き取り、手元が滑って10万円で落札をしてしまう。

結局それがバレて父親にぼこぼこに殴られた上に、落札した品が届かないというオークション詐欺に遭い、その内クラスの消しゴム集めのブームは去るなど散々な結果となり、彼の心に深い傷をつけることとなる(本人はこれを「田中革命」と呼称している)。

大人になった彼は興味本位で「ズーロジカルガーデン(ズーデン)」というソーシャルゲームに興じるが、そのランキング一位のユーザー名が、あの時呑楽消しゴムを出品していた「ditch-11」と同じ名前であることに気づく。

あの時10万円を騙し取られた過去の自分を清算することを決め、「ditch-11」を蹴落とすために彼はズーデンへの課金を総額500万円も注ぎ込み、ズーデンガチャで一番のレアキャラのドードーを引こうと奔走する。

のめり込むあまりに次第に仕事も私生活も荒んでいったある日、ついに念願のドードーを引き当て、路上にもかかわらず心から歓喜の声を上げたが、その直後に偶然急いでいた小戸川のタクシーに轢かれそうになり、その拍子に手にしていたスマホを側溝に落としてしまい、せっかくのデータが消えてしまう。

拭えぬ失意の中、唯一の心の支えだったインコのまるにまで先立たれたのをきっかけに彼の精神は完全に崩壊し、(データ消失の原因の一端ではあるが)半ば逆恨みに近い形で「少年の頃の自分と500万円」のために小戸川への復讐を決意する。

その際に浮かべた迫真のおぞましい笑みは視聴者を震撼させた。

それからは会社にも行かずほぼ浮浪者同然の恰好のまま不眠不休で3日も東京中を歩き回って小戸川のタクシーを探し回り、執念で見つけたタクシーのナンバーを覚えてからは憎悪と狂気のおも向くままに、(まるの墓を掘る最中に偶然手に入れた)拳銃で執拗に小戸川に襲いかかる。

第5話にてマネージャーの迎えを待っていた三矢ユキに小戸川のタクシーにスマートフォンを仕込ませ、そこから発信されるGPSで彼の居場所を特定した。(視聴者の間では三矢と田中の間に何か繋がりがあるのか考察されたが、コミカライズ版にてたまたま三矢が田中のタクシーに乗り違えかけた時に頼んだだけで、ただの偶然であることが判明した)

今井に招待された小戸川が立ち寄ったキャバクラドクロの仮面を被って襲撃し、その時の動画を手に入れた樺沢太一によって「拳銃を持ったドクロ仮面」として全世界にその姿が発信されることなる。

その後も小戸川のタクシーとカーチェイスをして発砲し、執拗に小戸川をつけ回すものの、物語の終盤で彼は偶然ながら本当に復讐すべき相手と対峙することとなる。

その後、その相手に発砲してのだが逮捕されていない。これに関して映画で小戸川は「え?ドブを撃った犯人?えー、たしか…ピューマ?…そんな怒らなくてもいいじゃん。ふざけてないって。思い出そうとすると頭が痛くなるんだ」と覚えていなかった。オフィシャルブックでは副監督の新田典生氏は「それから、田中の逃げ切った感…。この後、罰があるのでしょうか?」とコメントしている。

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