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プロフィール編集

名前小戸川宏
生年月日1980年5月25日生まれ
性別
種族食肉目セイウチ科セイウチ
好物牛乳
趣味読書
CV花江夏樹
初登場作品オッドタクシー

概要編集

41歳の個人タクシー運転手。ずんぐりとした体型の目つきの悪いセイウチで、いつも頭に黄色いキャップを乗せている。

非常にローテンションで、他人に対してあまり心を開くことが少ない。少し偏屈な変わり者であるが、本来は真面目で情に厚い性格。

異常なまでに認識能力が高く、一度見た客の顔は絶対に忘れない。

どういうわけが水のある場所が苦手。

仕事中はラジオを聴いたり、乗客と雑談を交わしている。よく車内にはホモサピエンスの冠番組が流れている。


不眠症に悩まされており、剛力医院に通院している。そこの院長である剛力とはプライベートでも飲みに行く友人である。

そこの看護師である白川から突如好意を仄めかせられ、動揺するなど女性関係には奥手の模様。

また、柿花とは学生時代からの友人で、一緒に銭湯に通っている。

タエ子の経営する居酒屋「やまびこ」の常連客。


いわゆるアダルトチルドレンで、天涯孤独の身でもある。「幼少期に両親に捨てられた」と独白しており、小学生の頃から一人暮らしをしているが、その際の生活費は正体不明の慈善団体から出資されていたらしい。

練馬の女子高生行方不明事件に関わっているとされ、タクシードライバーを嫌う大門兄弟から何かと目の敵にされている。

行方不明直前の練馬の女子高生を乗せたことから、小戸川のタクシーに設置されているドライブレコーダーの映像を巡り一連の事件に巻き込まれていく。


対人関係編集

白川美保好意を抱かれているが、後にドブからの指示による素振りだったことが判明した際は「俺に二度と関わるな」と冷たく距離を置く。
剛力歩通院している剛力医院の院長かつ主治医。2年前にタクシーの乗客として出会って以来の友人。彼からは不眠の症状が続くことを心配されている。しかし心配されるあまり次回予告では「うるせぇよバーカ!」と口喧嘩になってしまう。
柿花英二中学校の同級生で、共にサウナに通うなど友好関係が続いている。
原田タエ子行きつけの居酒屋「やまびこ」の女将で、彼女を「ママ」と呼んでいる。
ドブドライブレコーダーのデータを渡さなかったら白川を殺すと脅され、10億円強奪に協力させられる。
大門兄弟犬猿の仲。小戸川を女子高生失踪事件の犯人と疑う。兄からドライブレコーダーのデータを押収される。弟には兄とドブが繋がりがある事を伝え、信じないと言われつつも作戦に協力させる。
ホモサピエンス彼らのラジオ番組を毎週聞いており、客として2人を乗せた時は声で判別した。
樺沢太一本作の最初の乗客。ツーショットを撮らされてネタを捏造しSNSにアップされる。
今井旬タクシーに乗車した際に値引き交渉される。降車の際に「好きな番号を教えてください」と言われ、柿花が撮影した写真に写った番号を適当に伝えた。しかしその番号で買った宝くじで10億円当選し、それ以降「小戸川様」と呼ばれ、お礼として勤め先のキャバクラにVIPとして招待された。
田中一ズーデンのレアキャラであるドードーを入手した際に小戸川のタクシーと接触し、その際にスマホを溝に落としてズーデンのデータが初期化してしまい、この事から強い恨みを抱かれてしまう。
山本冬樹ミステリーキッスの送迎車としてタクシーを利用される。
笑風亭呑楽眠れない時に彼の落語をよく聞いている。
黒田茂サウナ利用中に話しかけられる。
ヤノハロウィンの日に渋谷で衝突し、ラップ口調で謝罪を迫られる。

関連イラスト編集

小戸川生誕祭


関連タグ編集

オッドタクシー 剛力歩 柿花英二 白川美保

セイウチ















ここから先、物語の中核に関わるネタバレがあります。本編未視聴の方の閲覧は推奨しません。









ネタバレ編集















幼少の頃から人見知りだった小戸川は孤独な少年時代を送っていた。学校では同級生に虐められ、家では父親の浮気性が原因で気を病んだ母親に虐待され、いつしか人間不信になっていた彼の心の支えは家族でドライブに行った唯一の思い出と父親がお土産に買ってくれた動物図鑑だけだった。


そんなある日、不幸にも母の無理心中に巻き込まれ、両親は帰らぬ人となってしまう。

彼は無事に一命を取り留めたが、しかしその事件がきっかけなのか、ある後遺症が残った。


それは「高次脳機能障害による視覚失認」


即ち「自分を含めた人間の姿が動物に見える」ということ。


その後、当時に交通遺児育英会に寄付していた「マレーバクのおじさん」の勧めで引っ越すことになって現在に至った。


つまり本作の登場人物が動物に見えるのは単なる世界観ではなく、「見えている姿が動物に置き変わった人間」であり、この作品の世界そのものは「彼視点で見た世界」だったのである。そうなると彼以外の登場人物達がシルエットにしても秒で分かる程に特徴的な体格や外見をしているにもかかわらず、「顔や名前を見ないとお互い誰かも認識できない」というのも俄然不自然な話ではない。何故なら彼以外の人からすれば皆同じように「人間」に見えているのだから。

13結局有雷

終盤、事故のショックか救急車の中で目覚めた時には後遺症が治癒し、元通りに人間を「人間」として認識出来るようになっていた。


尚、気づきにくいとは思うが、本作において登場人物を「動物」として表現しているのは彼だけである。

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