概要
初代『カスタムロボ』で初登場したヒロイン。初代ではとある事情でコマンダーではないため、NPCとして登場した。
人物
控えめで優しく、思いやりのある性格の少女。茶髪かつ長い髪が特徴的。彼女は後にチャンピオンのマモルの妹である事が判明する。見た目の可愛らしさから、作中で彼女に好意を寄せる人物も少なからずいる。
初代では病弱である関係でコマンダーになれない状態である。その為かコマンダーであり、親友でもあるカリンや友人の主人公、そして兄の事をヒーローのように慕っている節がある。
物語の後半で医療用として開発されたナノマシンを使用し、体内で病気を治しているという情報が闇組織ドレッドに漏れてしまい、それで目をつけられ誘拐されてしまった。(この際ユリエの為にとマモルは下っ端との勝負を20連戦もしていた。)その後、主人公一行の活躍により彼女は無事に救出された。グレートロボカップも無事再開された。スタッフロールでは、病気が完治したらしく、念願のコマンダーになった。
V2では
初代の1年後の話に当たるV2。旅立ち編の彼女はというと…。
主人公、ゲンタ、タイヘイの3人がタクマ塾へ向かう途中に彼女が登場するのだが…。長かった髪を思いっきり切ってセミロングヘアになり、更に病弱でコマンダーになりたくてもなれなかった時の反動故か、性格が初代の時とは180度変わり、直情径行お転婆な性格の少女へと変貌した。初代を既にプレイ済みのプレイヤーからは、初見のインパクトのせいで、ジロウから「彼女はユリエだ」という台詞を聞くまでユリエ本人だと気付かず、新キャラだと思われていた。(ハヤオですら変わったとまで言われる)
初登場の際ゲンタを一瞬で倒している事や、ジロウからは「病弱だった反動に加えて、マモル譲りのとびきりの才能が備わっていた」と語られているなど、ダイブした際の強さはかなりのもの。実力がある故に自信家で大人びた言動が多くなったが、反面負けてしまうと子供っぽくスネるような口ぶりになる事が多く、主人公に負けた時の常套句は「クスン…女の子に花を持たせられない男の子なんてキラーイ!」。使用するロボはプラネッタ。
物語の中盤辺りでは、町の住民達の失踪事件について調べており、タクマ塾が怪しいのではないかと睨む。主人公達とタクマ塾へ向かうと、なんと翌日に黒幕である秘密結社ゴライアスと出くわす。ゴライアスの本拠地を掴む為、主人公一行より先に単身で追跡した。その際目印として趣味で作っていると言っていたマスコット人形を使用していたが、仲間に呪われそうな見た目とまで言われてしまった。
そして、主人公たちは無茶過ぎる連戦をして疲弊しているユリエの所まで追いついた。前作のマモルの件もありなにか思う所があったのか、それを見たジロウから、「アンタが今やっているのは誰かの為の行動ではなく、ただ自己満足の為にやっているだけだ。」と指摘される。それ以降は彼女は独走を控えるようになった。その後トラブルは起こりつつも主人公達と共にゴライアスを壊滅させた。
激闘編では、兄のマモルが登場し、「どれだけ心配したと思っているんだ」と叱られていた。デート券を賭けた大会を開催し、優勝すると本当にデートしてくれる。
GX編では
V2の数年後の話に当たるGXでは、髪が伸び、雰囲気が大人びた状態で登場。(後に激闘!が登場し、そちらが正史扱いの為パラレルワールド扱いになっている)この作品では、プラネッタが登場しない関係で使うロボはフェーベに変わっている。V2の時と比べると成長した為か落ち着いた。
登場頻度自体はそこまで多くはない。しかし…。過去作の一件もあり、違法パーツに対して嫌悪感があったにもかかわらず、何故か闇の大会に参加している上に違法パーツを使っている。
激闘!編では
名前のみ登場。モブキャラ達から「ユリエというアイドルコマンダーがいる」という話が聞けるため、そっち方面での素質があったと思われる。
関連タグ
- ユリ・サカザキ…SNKの対戦格闘ゲーム『龍虎の拳』シリーズの登場人物。妹キャラで1作目では敵にさらわれる非戦闘ヒロインだが2作目では勝気な性格になり髪型も変わって戦い始める、名前が1文字違いであるなど、共通点が多い。発売当時は下火になりつつあったが、『カスタムロボ』自体が架空のゲームセンターを舞台に1対1で対戦するという90年代の対戦格闘ブームの流れを組んだストーリーである。