「いでよ スピア！」
概要
『カスタムロボV2』で登場。舞台となる町で凄腕のコマンダーとして名を馳せるコマンダー3兄弟の次男。ケンゴの弟で、ヤイバと双子の兄弟。
青い髪に赤い瞳の少年。額には宝石のようなアクセサリーをつけ、兄弟の中でもかなりの美形。
激しい性格のヤイバとは対照的に落ち着いた雰囲気を纏うが、人一倍強さと勝利にこだわっており、プライドが高い。
愛機はストライクバニッシャー型のスピア。ヤイバとのデュアルダイブでは違法ロボ・ベイオネットを使う。
『GX』にも登場。成長して青年的な顔つきになり、髪も伸びている。こちらではヤイバと共にジャベリンMkⅡをデュアルダイブで使用する。
旅立ち編
主人公の越してきた町で有名なコマンダー養成所『タクマ塾』に通うコマンダーとして登場。荷物を取りに自宅に戻った際、勝手にガレージに侵入していた主人公達と遭遇。ゲンタと顔見知りな為に特に追い払う事もせず、兄が事故死したというタクマ塾にあえて通っている近況が語られる。ヤイバはそれに猛反対していたが、そんな彼を尻目にツルギは塾に戻って行った。
その後、ツルギの様子見も兼ねてタクマ塾に入塾してきた主人公達をお節介だとして邪険に扱い、二日目で主人公と対戦する事になった際にはリーダータクマも見ている前で、兄ケンゴが事故死した事は自分には関係がなく、ただ最強になる為にタクマ塾も利用するだけだという考えを明かした。
主人公との勝負に敗れるとツルギは結果に納得が行かず、宿舎に戻った所で主人公に再戦を強要。真夜中に鍾乳洞の訓練場に連れこむ。そしてタクマも見守る中、いざ勝負をしようとした所でヤイバが乱入。タクマ塾と縁を切るよう説得するヤイバに、ツルギは力ずくで連れ戻したらどうだと挑発。誘いに乗ったヤイバはダイブ拒絶症を克服してみせるも暴走状態に陥り、双子であるツルギはその影響で失神してしまうのだった。
結局主人公とのリベンジマッチは果たせず、翌日にはいずれ決着をつけてやると言い残して自分の訓練場へと向かっていった。
ゴライアスの暗躍によってタクマ塾の生徒が大量に失踪した際には、タクマや主人公達と共に塾生徒の後を追い、ゴライアス三人衆と相対。希望する者はゴライアスに迎えてやると語るロウガに、裏の世界ならもっと高みを目指せると考え立候補。闇コマンダーに身を落とす。
三人衆と共にアジトへ向かう途中で、ロウガから「お前の決意を試させて貰う」と違法パーツ（ボロンジガン）を受け取り、追跡を続ける主人公を止めるべく戦う。敗れはするものの主人公の足止めには成功し、三人衆と共に逃亡を果たした。
ゴライアスのアジト内では五重の塔で主人公を待ち受ける。その際ユリエから兄ケンゴの存命、及び長期間の監禁の事実を打ち明けられるも、ツルギは一笑に伏す。そして遅れて到着したヤイバに、ロウガと共にホムラの開発した『ロボ・リジェネレーター』を説明。ツルギのスピアとヤイバのランスを元に合体ロボを作り、兄をも超える最強のコマンダーを目指そうと勧誘した。ヤイバはそれに応じ、違法ロボ・ベイオネットが生まれる事になる。
ベイオネットをヤイバとのデュアルダイブで操り主人公と戦うも、対戦後に二人は催眠チップと同様の影響を受け操り人形にされてしまい、続け様の戦闘を強いられる。ただでさえ精神の負荷が強い違法ロボに更に違法パーツのフル装備で戦った事で完全にダイブパワーを使い果たし、ツルギはヤイバともども倒れ込んでしまった。駆けつけたケンゴに対し、ツルギは「俺達、利用されていただけなんだね…」と後悔の念を吐露した。
その後、ゴライアスは主人公達の活躍により壊滅、ポリス隊に連行される。
一応ツルギは犯罪組織に与した罪人になるはずだが、兄弟とも恩赦が与えられたようで逮捕はされず、エンディングではケンゴに家で稽古をつけて貰う様子が映し出された。
激闘編
裏の世界に踏み込んだ事は特に触れず、普通に表コマンダーとして復帰。
グレート・ロボカップ予選では兄弟達と共に3人で出場し、準決勝で主人公に敗れ去る事になる。しかしヤイバとのデュアルダイブの技術の高さが認められ、本戦でチャンピオン戦の前にエキシビション・マッチの場を設けて貰えた。
旅立ち編までは真っ当なライバルキャラで通っていた彼だが、激闘編ではユリエのデート券をかけた勝負に参加しているわ、後日「ユリエとのデートどうだった？」と興味津々に聞いてくるわ、ユリエのいる所で猛烈な出来る男アピールするわと、突然のユリエにぞっこんぶりを発揮。どこで知ったのかユリエの好物がキムチ鍋である事を突き止め、研究するというマジ具合。激闘編のスタッフロールでも同じくユリエにラブラブの奴と競い合ってるシーンがある。
それだけならいざ知らず、女装した主人公を見かけて何者なのかを主人公に問い詰めた際「結構可愛かったぞ。ますます許せん！」と嫉妬心を剥き出しに。しかも、主人公に対して「(彼女を)あの子一本に絞れ」と遠回しにユリエから手を引けと言うなど、クールなライバル像はどこへやら、完全にネタキャラに舵を切られてしまった。
余談
上記でも触れた通り、彼とヤイバはシリーズ初のロボ含めて違法パーツフル装備で戦う事になるNPCである。ベイオネットの圧倒的な性能の高さと避けにくい高威力のパーツの猛攻に多くのプレイヤーが苦戦を強いられた難所として有名である。
