概要
黄泉阿代。
それはシンカイクサウオと並ぶ魚としてもっとも深いところに住む生物。
大きさ10cmくらいの小型の魚で、尾びれが退化しているため遊泳力は弱い。というか俊敏に動けたところでムダしかないのでそれでいいのかもしれない。
わりと大きな口を持ち、マリンスノーを接種している。
深海魚ですらほとんど脱落する8000mを越す魔境に住んでいるため、日本神話で死者が住むとされる黄泉の国にちなんでヨミノアシロと名付けられ、学名も「Abyssobrotula(深淵に住む死者)」と禍々しい。
シンカイクサウオが真っ白けでおたまじゃくしのようなポテッとした体型をしているのに対して、ヨミノアシロは黒くて側偏した体型。
なお彼らも8500メートルを越える辺りからはものすごい水圧でタンパク質が変性してしまう事から生息圏の限界となっており、それより深いエリアには魚は一切いない(カイコウオオソコエビやバクテリアなど生物自体は暮らしている)。