「4THバトルは私のものさ!!!ギャハハハ!!」
「絶頂しちゃうよォーーーーーっ!!!」
CV:佐々木優子
概要
本作の敵組織『チェスの兵隊』のナイトクラス。弟にビショップクラスのギロムがいる。
弟と同じ氷属性のネイチャーARMと、硬質化した髪を操るネイチャーARM『ヘアマスター』を使う。
本人曰く29歳とのことだが、ギンタやドロシーからは『ババア』、『どう見ても40』呼ばわりされていた(本人は自分を美しいと言っている異常なまでのナルシストだが、お世辞にも美人とは程遠い顔をしている。意外にもスタイルは悪くないのだが…)。
性格は弟であるギロムと同様に、作中屈指の残忍かつ凶暴な殺人鬼であり、メルとの試合に負けたギロム以外の味方全員に制裁を下し、最後のチャンスとしてジャンケンをし、それにすら負けたら首を刎ねて殺害(原作では一瞬で首を刎ねる演出となっているが、アニメ版では手刀でMr.フックの首を切る、コレッキオとアヴルートゥの時はかまいたちのような物を飛ばして首を切っている)している(この内、アクアはラプンツェルとのジャンケンでチョキを出して勝ったが、その直後にギロムが『俺がグーだ』と言いながら氷の槍で彼女を貫いて殺しており、ドロシーに一撃で倒されたアヴルートゥに至ってはじゃんけん無しで殺している)。
仲間との協調性も皆無であり、4thバトルに参加する際にファントムから『他のナイトも出たいって言う人がいる』と言われても(自分より実力が上のナイトがいるにもかかわらず)『邪魔する奴らをぶっ殺してでも出てやる!』と息巻くほどであり、実力が遥かに上かつARMの属性でも相性最悪のハロウィンと一触即発になりかけていた(その場にいたアッシュとヴィーザル(アニメ版ではペタ)が諌めたことで殺し合いにはならなかったが)。
しかし弟であるギロムの事は溺愛しており、ギロムに対してのみ普段の姿からは想像できない程優しい笑顔を向けている。ギロムもラプンツェルの事を姉として慕っており、暴走する彼女を諌めるシーンも見られる。また彼女が後に制裁によって殺された時には号泣し、(逆恨みだが)ギンタに復讐をしようとした。
一方で、アルヴィスとMr.フックの試合においてMr.フックがアルヴィスを倒したと思われた中、冷静に戦況を見て『(Mr.フックが)終わりだねぇ』と発言したり、ドロシーとの試合でも風使いの弱点(自分の周囲は台風の目であり無風空間が存在する)をついて重傷を負わせて追い詰めるなど、エリート部隊であるナイトクラスに相応しい実力は(一応)持っている。
……のだが、実際は13人いるナイトクラスの中では下位の実力である事がその後の5thバトルで判明し、ファントムは5thバトルに参加したキャンディス、アッシュ、ガリアンを『全員ラプンツェルなんかより強い』と発言し、アニメ版ではラプンツェルと闘ったドロシーはキャンディスについて『少なくとも、私がこの前倒したあのババアよりは格上』と評価している(実際、ドロシーとの試合もドロシーがラプンツェルを舐めて油断をしていた隙を突いたから追い詰める事が出来たのであり、それまではドロシーに攻撃が全く当たらず、仕舞いには攻撃を相殺されて顔に傷を付けられていた)。
5thバトル終了後、ファントムからもその身勝手さを咎められ(味方を勝手に殺した上、ラプンツェル自身も敗北したにもかかわらずのうのうと舞い戻ってきているため当然といえる)、今度は自分が制裁される側となり、修行を終えたばかりの当時ルーククラスのイアンと試合をする事になる。
イアンのことを『たかがルーク』と侮っていたが、原作では戦闘描写カットで瞬殺された上に自分が仲間を殺した時のように首を斬られる形で、アニメ版では(流石に規制がかかると判断されたのか)自分の攻撃が一切通じず、最期はエネルギー波のようなものを喰らって丸こげにされる形で殺される。
自分勝手に仲間を殺した報いと言える自業自得な結末を迎え、イアンにゾディアックの座を奪われた。
ちなみに弟のギロムも上記の通りアクアを殺しているため、本来なら制裁を受けるべき立場であるはずなのだが、彼に感しては特に何も触れられておらず、4thバトルのメンバーの中で唯一生き残っている。
とはいえ唯一の肉親であるラプンツェルを失い、完全に孤独の身で生きていかなければならないというのは、ある意味では一番の罰と言えるのかもしれない。
名前の由来および元ネタはグリム童話の一つ「ラプンツェル」から。