概要
ラーテン・クレプスリーとは、小説「ダレン・シャン」の登場人物。スピンオフ「クレプスリー伝説」では主人公。
ダレン・シャンに自分の血液を流し込み、半バンパイアにした。バンパイアとなったダレンの師匠(保護者)として、共に旅をする。
バンパイア・マウンテンの需品長シーバー・ナイルの弟子で、蜘蛛を操ることができる。サーカス「シルク・ド・フリーク」ではそれを芸にしている。
外見は赤マントにサンダルと特徴的な格好をしており、髪は前に一握りのオレンジ色、背が高くて頬に傷のある。バンパイアは自分の身体にある傷を誇りに思い自慢するが、クレプスリーはなぜかこの傷を他者に聞かれたら言葉を濁している。
生真面目な性格でバンパイアとしての信頼は厚い。やや頑固で冗談の通じないところもあり、ダレンや他のバンパイアにからかわれることもしばしば。バンパイア元帥候補だったが突然辞退してしまったという過去を持つ。
半ば無理やりに近い形でダレンを半バンパイアにしたため、最初は彼から命を狙われるほどに憎まれていたが、まだ子供だったダレンを半パンパイアとしたことを涙を流して後悔していたり、衰弱していくダレンのことを真剣に心配し、救おうとする姿を見てダレンは考えを改め、二人は徐々に信頼関係を築いていった。
またクレプスリーも、弟子にしたてのダレンから敵意を感じ取り、不信感と共に警戒を抱いていたようだが、ダレンの精神の強さと徐々に心を開いていく彼を信頼するようになる。こうして、物語が進むと同時に2人は固い絆で結ばれて行った。
最後には「ダレンこそ本物のバンパイア」と発言するほど、ダレンを1人前のバンパイアとして認めるようになる。
人物関係
ダレン・シャン・・・弟子。弟子であり、友達であり、息子のような存在でもある。
スティーブ・レナード・・・クレプスリーいわく「悪魔」。彼に恨まれるハメに。
シーバー・ナイル・・・師匠。シーバーの真似をして赤の服を着てこんな口調になったのだとか。
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クレプスリー伝説:スピンオフ小説
ネタバレ注意
9巻にてスティーブ・レナードにより、「報復の間」で用意された杭に串刺しにされ、死亡する。
最初はスティーブを道ずれに死のうとしたが、ダレンやその仲間たちのための命のために、自ら手を離し、杭の山へと落ちていった。
「バンパイアの神々よ!死してなお、勝利の栄冠に輝かんことを!」