概要
「ダイの大冒険」に登場するラーハルトとヒュンケルの腐向けカップリングのこと。
ラーハルト×ヒュンケルの略。
ファンによる二次創作であり、男性同士の恋愛(BL)を取り扱った作品に付けられるタグである。
原作での二人
初対面
バラン配下の竜騎衆と戦闘にてピンチに陥ったポップの救援にヒュンケルが駆け付けた事が彼らの馴れ初めである。
ヒュンケルが鎧の魔剣に対しラーハルトは鎧の魔槍で、アムド同士で戦うこととなる。
当初ラーハルトが神速によりヒュンケルを圧倒するが、彼がヒュンケルに、バランが人間を憎むに至った経緯を語り聞かせたことでヒュンケルが奮起、
カウンターによる逆転勝利を果たす。普通ならここで終わっていたが、
倒した筈のボラホーンがポップを人質にヒュンケルを倒そうとしたのを、
ラーハルトが義憤に駆られ、仲間に槍をブチ込んで倒すという衝撃の展開の末、
ラーハルトはヒュンケルに自分の鎧とバラン父子を託して今度こそ息を引き取る。
死別中
剣士なのにさして使えない槍を託されたヒュンケルだったが、剣に何の未練も残さず
友の魔槍へと使用武器を切り替え、死闘を繰り広げた。
(武器職人ロン・ベルクにその点について質問されたときは「友の形見だから」と応えロン・ベルクも「…いい答えだ!」とヒュンケルの武器への想いを評価した)
バランと再会したヒュンケルは、ほぼ自殺行為的にバーン戦影の加勢を行おうとしていた彼を止め、死闘の結果彼とダイを再会、共闘させ、それと引き換えに深手を負う。そんな形で約束は果たされた。
再会
バーンパレスにてマキシマムにヒュンケルが、ヒムを人質に取られてトドメをさされそうになっていたところを
竜の血で復活したラーハルトにボラホーンの時同様の槍ブチ込みで助けられた。
そして、なぜか死んでいた間の事情を熟知していたかのような彼による伝説の槍ドンシーンの後、戦えぬ身体になったヒュンケルにかわり鎧の魔槍をヒュンケルから受け継いだラーハルトは、ダイの元に馳せ参じた。
※ヒムがラーハルトのヒュンケルへの態度を「"特別な間柄なんだぜ"って顔してやがんのがまた腹立たしいじゃねえか!」
というほどラーハルトのヒュンケルへの態度は特別感を醸し出すものだった模様。
最終回後ヒュンケルとラーハルトは二人で旅に出ている姿が確認されている
(ダイ捜索と思われるのだが……)
30年越しに明かされた新情報
2021年に出版されたファンブック、竜の紋章BOXによると新たに下記の情報が判明。
・ラーハルトの年表では「ヒュンケルと旅を続ける」、ヒュンケルの年表では「ラーハルトと旅立つ」となっておりエンディング後、二人だけで旅立だったことがほぼ確実となった
なお最終回でダイの捜索にあったメンバーは皆「旅立つ」という表記だったのに対して
ラーハルトだけは「ヒュンケルと旅を続ける」と表記されているのは何故なのか?続けるとはもしやダイ君が見つかっても2人で旅を続けているのでは?と
想像してしまう。
・長年の疑問であった『2人の身長差は』ラーハルトの方がヒュンケルよりもやや背が高く、しかも『かなり筋肉質』という事実もわかり界隈住人にとって嬉しい情報が公式から続々と供給された
余談
ヒュンケルとラーハルトの二人旅は二人の性格やヒュンケルの体調の事も考えると
矛盾する事が多々あり、またヒュンケルが女子キャラとのフラグを全て折ってしまった
経緯も合わさり、当時の一般考察でも
「この2人はデキているのでは?」と囁かれる衝撃だった。
(なお、三条作品においては男性の友情が強く描かれる傾向がある)
そんなことから結果的に公式が最大手であり
二次創作では二人で旅をしているものが非常に多い。