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マトポプ

まとぽぷ

「DRAGON QUEST -ダイの大冒険-」に登場するキャラクター、マトリフとポップの腐向けカップリングのこと。マトリフ×ポップの略。
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概要編集


「DRAGON QUEST -ダイの大冒険-」に登場する大魔道士マトリフ×ポップ(ダイの大冒険)の腐向け師弟カップリングの略称。

すべての魔法使いの頂点に立つ、とまで言われた大魔道士マトリフとその愛弟子である二代目大魔道士ポップのカップリングである。


互いの呼び名は、マトリフ→ポップは『ポップ』もしくは『おめえ』、『おまえ』であり、ポップ→マトリフは『師匠』。


以下、全てネタバレとなるが、原作が完結している作品なのであしからず。

(原作及び令和版アニメの描写に基づく推察や考察も含む)



出逢い編集


フレイザードとの戦いでバルジ島から命からがら気球船で逃げてきたダイ達一行が氷炎魔団に追われていたところ、マトリフが気まぐれで助けたことが出逢いのきっかけとなった。


出逢ったときのマトリフのポップへの印象は「あんな弱そうな魔法使いはじめて見るぜ」であり、ポップのマトリフへの印象は「ヘンなかおしたスケベジジイ」である。

初対面で互いの印象が最悪なのは、恋愛ストーリーのテンプレであることは言うまでもない。


なお、マトリフは「オレがなんとかしてやらんとあいつ死ぬぞ」とも続けており、口は悪いものの、その反面、面倒見の良さを垣間見せている。



最初の修業編集


マトリフが最初にポップに教えた呪文は瞬間移動呪文(ルーラ)である。

移動手段の拡充は戦略的な価値が高く、その応用の飛翔呪文(トベルーラ)に至っては戦術の幅も広がるため、まだレベルの低いダイ達一行にとっては非常に理にかなった呪文の習得順序であると言える。


しかし、ポップは「ルーラなんて覚えたって戦いの役には立たないじゃんか…!!」と反発。これを聞いたマトリフは、「もしお前がルーラを使えていたら炎上する気球船からたやすく仲間を救えたことがわからんのか!!?」と一喝するのだった。


とはいえ、初手から後ろ手に縛るという少々マニアックなプレイから入るのはいかがなものかと思われる……。


そして、魔の森に置き去りにされたポップはマトリフの言葉に奮起し、瞬間移動呪文を修得してマトリフの洞窟へと帰り着くのだった。



師弟の契り編集


ポップが帰還したのは、バルジ島に乗り込む4人パーティーのメンバーを決めている最中であった。

ポップはマトリフに対して「(時間はかかったが)でも…ちゃんと戻ってきたぜ…!」とマトリフの与えた課題をクリアしたことを宣言し、マトリフもまた「…よし おまえが4人目だ」と応えた。

恐らくこの瞬間、マトリフは初めてポップを一人の魔法使いとして認めたのであろう。


その夜、バルジ島に乗り込む直前にポップは「…あのさ…もし…生きて帰れたら…また修行(原文ママ)のつづきを受けに来るぜ…あんだけイビられて途中でやめたら逃げたみたいでいやだかんな」と弟子入りを志願する。

マトリフもまた「逃がしゃしないさ おまえに言ってやりたいことはまだ山ほどあるんだ」と応え、ポップの「へへっ またな…師匠!」の言葉にも満更ではない表情を見せている。


こうして、二人は師弟の契りを結んだ。


なお、一日という実に短い修業期間でありながら、『追いつめられないと絶対に努力をしない』ポップの本質を見抜いてあえて厳しくしていた、という事実からもわかるとおり、マトリフはポップのことを最初から実に良く見てその性質を理解していたのである。



託したもの編集


マトリフは、ダイと一緒に武器を探しに行くというポップに、自らの愛用していたアイテムを惜しげもなく贈っている。

もちろん、マトリフがポップに託したものはアイテムという目に見えるものだけではない。

呪文はもちろんのこと、魔法使いとしての在り方や矜持などといった目に見えないものはポップの中に深く息づき、大魔王戦においてもその威力を大いに発揮してダイ達一行を大きくサポートした。


アイテム編集


フレイザード討伐後、マトリフはポップの証言からダイが竜の騎士だと察知した。そして、ダイが『人間として』大きな壁にぶちあたることを予想し、ポップにダイの力になってやれ、と助言した。


また、このときに若い頃に愛用していた輝きの杖、魔道士のマント、へんなベルト(効果不明の呪い付き。なお、マトリフ印のバックルを外そうとしても外れない。ただし値段は令和版アニメにおけるベンガーナの商人によると500ゴールドとそこそこ高額である)をポップに託す。

よく装備を壊す、壊されることで有名なポップだが、このうち、魔道士のマント以外は最終戦まで残っている。


余談だが、へんなベルトには合流呪文(リリルーラ)に対しての「魔法の砂」のように発信機や通信機のような効果があるのかもしれない、という説もある。これは、次項において、マトリフが事態を全て把握したうえでポップのピンチにタイミング良く駆けつけてきた、という点から生まれた説である。


バックルによるマーキングの効果も考えると、ある意味で、最強の貞操帯なのかもしれない。


呪文編集


ポップは、修業中に殆どの呪文をマトリフによって契約させられたという。中でも、下記の呪文は大魔道士であるマトリフが独自に編み出したオリジナル呪文であり、この世でマトリフとポップの二人にしか使えない呪文である。

特に、極大消滅呪文の継承については『奥義『極大消滅呪文』の継承』の項に記載する。



魔法使いとしての在り方や矜持編集


マトリフは、ポップに対して魔法使いとしての在り方や矜持を示しており、名言の宝庫でもある。


「魔法使いの魔法ってのはな、仲間を守るためのものなんだ 無数の呪文と知識をかかえ、皆の危機をはらうのが魔法使いの役目だ」

「よく覚えとけ 魔法使いってのはつねにパーティーで一番クールでなけりゃならねえんだ」

「全員がカッカしてる時でも ただ一人 氷のように冷静に戦況を見てなきゃいけねえ…」


これらの言葉はポップの中に血肉として受け継がれ、真・大魔王バーン戦においても、「……クールだ…! クールになれ!! …今こそ、師匠のように闘う時だ!」の独白と共に、勝つためにどんな手でも打つという姿勢に現れており、この姿はアバンをして「まるで昔のようだ マトリフが傍らにいるのと同じような存在感を感じる…!」と言わしめたほどである。

元々、スケベなところなどが似たもの師弟ではあったが、修業を通じてマトリフの思考や姿勢がポップに託され、受け継がれていたことがよくわかるシーンとなっている。


ポップがシグマ戦において回復呪文を使いこなし始めた自らを『賢者』ではなくマトリフと同じく『大魔道士』と呼称したことは、偉大なる師への敬愛がなせるわざであろう。


いずれにしろ、マトリフが託したもの、与えたものがポップのその後の人生に大きな影響を与えていることは間違いない。



「…うすぎたねえ手でそいつにさわるんじゃねぇ…!!」編集


バランとの死闘(まさにポップは一度生命を落とした)の後、ダイ達一行はテランの小屋(令和版アニメではメルルの小屋)にて暫しの休息を得る。しかし、度重なる失敗により後のない中間管理職ハドラーの魔の手はすぐそこまで迫っていた。

ザボエラの奸計により、ポップは絶体絶命のピンチに陥る。

そこに間一髪、現れたのはマトリフだった。


「…うすぎたねえ手でそいつにさわるんじゃねぇ…!!」


マトリフは、アバン達一行との魔王ハドラーを倒す旅の中で仲間を守るために禁呪法まがいの呪文を行使していたため、身体を悪くしていた。加えて高齢ということもあるため、マトリフにとって呪文の行使は自身の生命を削ることと同義である。

しかし、それにもかかわらず最愛の弟子の危機に駆けつけて身体に負担のかかる極大閃熱呪文(ベギラゴン)でその窮地を救った。


マトリフは『勇者アバンと獄炎の魔王』での描写からもわかる通り、根っからの厭世家でも人間嫌いでもない。むしろ、情に厚く気に入った人間のために力を尽くすことを惜しまない性格であることが明らかとなっている。


また、再会したマァムやレイラの台詞から、パプニカ王国で受けた仕打ちに嫌気がさしたマトリフは、ダイ達一行が転がり込んで来るまで、バルジ海を臨む洞窟に独りで暮らしていたと推察される。


マトリフが本当に人間に嫌気がさしていたのであれば、病身をおしてまで愛弟子を助けたり、修業をつけたり、助言をしたりはしなかったであろう。


それが、「オレは誰ともかかわりあいたくないんでね」という登場時の台詞はどこへやら、ポップと師弟の契りを結び、修業をつけていくうちに、マトリフはその成長に心を砕き、身体や生命さえ賭けて守り、導くようになる。


ポップと出逢い、弟子に迎え、そして修業をつけていく中で、マトリフは、その生来の闊達な性質を取り戻していったのかもしれない。



奥義『極大消滅呪文』の継承編集


地上最強の金属であるオリハルコンでできた超人軍団「ハドラー親衛騎団」の襲来により、並の呪文では歯が立たないことを悟ったポップは、マトリフに打開策を求める。

愛弟子が己と同じように禁呪法まがいの呪文に手を出すこと、そして、武人として一皮むけたハドラーに対する危惧から、マトリフは、自らが編み出した最強の極大呪文をポップに授ける。その呪文の名を『極大消滅呪文』と呼ぶ。


極大消滅呪文とは、プラス方向と(火炎系)マイナス方向(氷系)のそれぞれの熱エネルギーを操る魔法力をスパークさせた強大なエネルギーを行使する呪文であり、その力は、あらゆる物質を消滅させる。

したがって、極大消滅呪文の生成には火炎系と氷系の呪文を全く互角のパワーで合成する技術が必要となる。マトリフ曰く「センスの無ぇヤツには一生できねえ…!!」


その修業方法とは、マトリフの射った極大消滅呪文に対し、ポップが自ら極大消滅呪文を射って相殺させるというもの。


マトリフが生成したその強大なエネルギーに尻込みし、最初は逃げて避けることを考えていたポップだったが、マトリフの喀血により、以前も自分を守るために極大閃熱呪文を使う最中に喀血していたことを思い出し、そして今もまた、自分のために身体も省みずに極大消滅呪文を行使しようとしている姿に「こいつをよけたら…二度とあの人を師匠と呼べないっ…!!!」と不退転の覚悟を宿し、対峙した。


その心意気に、マトリフも「…ありがとよ…!」と返し、最愛の弟子に向かって極大消滅呪文を射つ。

そしてまた、ポップも師の想いに応えるように極大消滅呪文を射つのであった。


この奥義継承は、互いの魂と想い、そして魔法使いとしての矜持と互いの師弟であることの誇りをぶつけて重ね合った、いわば結魂式のようなものである。



「オレの…自慢の弟子だっ!」編集


自らを極限まで追い詰める特訓を経てもなお、自らの『アバンのしるし』が光らないことに絶望したポップは、マトリフの洞窟を訪ねる。


ポップは当時、本人の自覚は定かではないにしろ、ダイ達一行のムードメーカー、そして戦略家としての片鱗を見せ始めていた。そんなポップは、自らのコンプレックスに大きく根ざしている悩みを誰にも誰にも打ち明けられず、ただ独りで追い詰められていた。


ポップが強くなったからこそぶち当たった最後の壁……自らの根源にかかわるようなそんな大きな悩みであっても、マトリフにだけは(結果的に内容を打ち明けることはできなかったとはいえ)相談できたというところに、二人の間に結ばれた絆と強い信頼関係が窺われる。


だがポップはどうしても、敬愛するマトリフにさえ、自らの悩みの詳細までは打ち明けることができなかった。

なお、「すっ…すまなかった師匠…甘ったれちまって…!!」という台詞からも、ポップは自らがマトリフに甘えているという自覚はあったようだ。

これに対し、マトリフは細かいことは何も尋ねずに「…自分を信じろ!!!」そして「…自信を持て!! おまえは強い!! オレの…自慢の弟子だっ!!」と応え、ポップの背中を押す。


このときマトリフは、何も聞かずともポップが立ち向かっている壁が何であるかを薄々察し、ポップに最も必要だった『自分を信じる勇気』が必要なことを示唆しているのである。


余談だが、ここでマトリフが「弱っちい武器屋の息子」というポップの出自に言及している。ほんの20日程前まではダイ達一行の誰もその出自を知らなかったのだが、二人きりの修業の合間にポップが自らの生い立ちを語ることがあったのかもしれない。



アニメでの改変シーン編集


令和版アニメ第46話『極大消滅呪文メドローア』では、いくつかの改変がなされ、ファンを歓喜させた。


もともと火炎系呪文の方が得意だったポップは、極大消滅呪文を相殺させようとした際に氷系呪文を出している右手が燃えかけてしまう。

最愛の弟子が自らの射った極大消滅呪文によってあわや消滅するという場面を目の当たりにしたマトリフのオリジナルの台詞として「消えるなあぁぁっ!! 消えるな、ポップーーーーーッ!!!」という渾身の絶叫が加えられた。


師匠のベホマ


また、一日の修業を終えた師弟が、他にいくつも部屋はあるというのにわざわざ同じ部屋で寝ている(正確にはマトリフはベッド、ポップは同じ部屋の床の上だが)シーンがあり、原作よりも二人の距離は非常に近しいものとして描写されている。


「ドラゴンクエスト ダイの大冒険 クロスブレイド」におけるギガメドローアの実装編集


2022年10月27日には、大好評稼働中の対戦カードアーケードゲーム「ドラゴンクエスト ダイの大冒険 クロスブレイド」にてマトリフとポップの二人のスペシャル連携(二人で協力する必殺技)であるギガメドローアが特別演出付きで実装された。

これは、マトリフが氷系呪文で氷の矢を、ポップが火炎呪文で炎の矢を射り、その二本の矢が宙空で一つの極大消滅呪文を形成するという超必殺呪文。

詳細は、YouTubeにある公式の「【クロブレ】超2弾スペシャルムービー」映像を参照のこと。

最後の命中した後も数秒の特典映像があるので、ぜひ、カードを入手して確かめて欲しい。



関連タグ編集

ダイ大【腐】 マトリフ ポップ 師弟愛 腐向け BL 年の差 歳の差


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