リリス(悪魔くん)

あくまくんのりりす

ここでは、水木しげる原作の『悪魔くん』の登場人物について記載する。

CV:篠原恵美

概要

アニメ『悪魔くん』第36話～38話、41話に登場。東嶽大帝を支える幹部クラスの悪魔の最後の1人にして、大帝の123番目の娘その人。

表向きには大実業家ロソンとして人間界で活動している悪魔バラモンの秘書として彼のサポートを行っているが、その真意は信用出来ないバラモンの監視であり、描写から身分を偽って彼の動向を監視していた模様。

能力

『ゲマトリア』という名のカードを操る魔術師であり、カードの中から怪物を召喚したり、相手をカードに吸い込んだりする力を持っている。

作中の動向

バラモンが埋れ木真吾とその仲間達に敗北し、父・東嶽大帝の居場所を明かそうとした際に正体を明かして本性を表し、バラモンをカードへと吸い込み処刑すると一端その場から撤退した。

その後、第41話で東嶽大帝を討伐する為に拠点がある“魔空間”にやって来た彼らと決着を付けるべく、幽霊船『サルガッソー』に自ら乗り込み出陣。

　

『サルガッソー』に搭載された『悪霊砲』で『見えない学校』を破壊しようと目論むが、標的のエネルギーに比例して破壊力を増す『悪霊砲』の特性を逆手に取られて『見えない学校』が全エネルギーをストップさせた事により致命的なダメージを与える事は叶わず、魔空間で『悪霊砲』を撃った事による反動で発生した巨大な乱気流に『サルガッソー』諸共、魔空間と現実の狭間へと1人消えていった。

なお父親である東嶽大帝にとっては娘すらもただの使い捨ての駒に過ぎず、『悪霊砲』を放てば乱気流が発生して呑み込まれる事を知りながら、父親を慕い忠実に働いていた彼女を見殺しにしており、大帝の非情さをより一層視聴者に印象付けている。

漫画では

『世紀末大戦』に登場。アニメとほぼ同じ外見だが、服装がレオタード風になっている。

ロソン（貸本版）と結託して日本を「現代のソドム」に堕落させていた。ロソンの本拠地に乗り込んだ松下一郎を闇空間に閉じ込めて殺そうとするも、憤慨した一郎に「若さ」を吸い取られしわくちゃの老婆にされてしまう。怒りに任せて邪神を召喚しようとするも間違って古代エジプトの聖蛇ウラエウスを召喚する大ポカをやらかしたため、一郎から「悪者はあっちです」と指差され、すぐさまウラエウスに食われてあっけなく死亡した。

関連項目

悪魔くん　世紀末大戦

東嶽大帝　松下一郎　埋れ木真吾

リリス…表記揺れ。