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概要

ルファス・マファールが率いる覇道十二星天の一角で天秤座を冠する。


 容姿は薄茶色で肩で切りそろえた髪にカチューシャメイド服を着用している。

見た目は完全にメイドそのものな女性型のゴーレムである。


 彼女は昔、ルファスがアリオト、メグレズ、ミザール、ドゥーベと共に女神の神域を踏み荒らした際に神域の門番を倒して手に入れた『選定の天秤』を素材としている。


 作成に当たって当時のルファスでは最大限の性能で創れないのもあってか一旦、アルケミストLv200で鍛冶師専門のミザールに譲渡して天秤のレベルを700で作成し、それをベースに更にオリハルコンという貴重な鉱物を投入してレベルを更に+210し覇王と鍛冶王の共同作業によるミズガルズにおいて比肩できるゴーレムはいないLv910というスーパーゴーレムが誕生した。


※ゴーレムのレベルは作成者のレベルに左右されかつ作成時のLvで固定化され、幾ら敵を倒しても他の者と違って経験値は上昇しない。


 だがこの変態鍛冶王は何を思ったのかゴーレムの見た目を女性型にした挙句、更にメイド服まで着せた。そういう経緯があってリーブラは誕生した。変態鍛冶王の被害者No2とも言える。


 性格は基本的にゴーレムというだけあってマスターであるルファスと製作者であるミザールに対しては究めて従順である。それ以外の相手だとかなりの毒舌を発揮する。


AILvは五段階あり、リーブラは当然ながら最大のLv5なのだが、何故か微妙にポンコツな面が目立つ。


例:客人が来訪して相手に戦意はないと報告したのに「始末しますか?」や、唐突にマスターの下着の話で一人で盛り上がったり、新人の十二星に辺り一掃可能なキャノン砲を渡そうとしたり、同僚に張り合って最大スキルで王都ごと一掃しようとしたりと本当に高性能なんだろうか?という具合である。



ステータス

レベル:910(ゴーレムなので自力でのLvupしないのでアルカイド時でも固定)

種族:ゴーレム

属性:金

HP:120000

SP:0

STR(攻撃力):6500

DEX(器用度):6900

VIT(生命力):7020

INT(知力):1300

AGI(素早さ):5100

MND(精神力):1350

LUK(幸運):1600


彼女のSPが0なのは全ゴーレム共通であり、ゴーレムはスキルを使う際にSPを消費しない代わりにスキルの使用制限が存在し、24時間経過しないと使用回数が回復しないという制約がある。後述の一部スキルも強力な制限スキルというのもあって使用タイミングを考える必要がある。その為彼女にはその隙や制限を補うための重火器を別途に装備させられている。


所持スキル

主に判明している固定スキルは以下の5つである。

サーチ・アイ

ルファスが使う『観察眼』と同じ効果で自分のレベルより低く倍以上離れているなら全ステータスが表示され、レベル差が低い場合は認識している名前とレベルとSPのみが表示され自分よりレベルが高い場合は表示されない。


スカイジェット

背中からブースターを展開して空を飛ぶためのスキル(ただし五月蝿い)


右の天秤(ズベン・エル・ゲヌビ)・解放

右手を変形させて大型キャノン砲に変える(ぶっちゃけビー○ライフル)


左の天秤(ズベン・エス・カマリ)・解放

左手を変形させて一刀の光刃に変える(ぶっちゃけビー○サーベル)


ブラキウム

リーブラの最大にして最強の固定武装かつ固有スキル

彼女のプログラム・セレクションの掛け声と同時にこの技を放つための隔離空間を形成し、敵と自分だけを対象としブラキウム発動と同時に圧倒的火力のエネルギー破を用いて敵を殲滅させるスキル。このスキルの特徴は相手の防御スキルや防御力を貫通させる絶対命中の全体99999固定ダメージ。つまり相手のHPが10万を切っていれば問答無用で蒸発させてしまう極悪スキルなのである。ただコレは24時間に1回しか発動できないので使用タイミング重要である。このスキル1つで彼女は十二星でも最強格に挙げられるのである。


戦闘時は武装スキル発動時はプログラムセレクションという掛け声と共に次に使うスキル名を言い放つ。とにかく重火器による圧倒的火力をもって敵を殲滅するのが彼女の戦闘スタイルである。ただし無差別に殲滅するのでなく、戦闘前に相手が自分より弱い場合は警告として最終勧告して相手の言動を聞いてから殺すか見逃すかを選択する。

相手の言動が敵対行動とるものでは有れば対象となるターゲットを全て排除するまで・・・喩え地獄の世界の果てまで追尾する情け容赦なしの絶対殺すモードとなる。

もしくは主に危険を齎すような存在であれば警告もなく排除モードに入る事もある。

故に十二星において天秤に狙われたら逃げられないという文献すら出来るほどである。(ユピテルェ)


十二星内であれば蠍座のスコルピウスとはルファス側を取り合うくらいには犬猿の仲というゴーレムにして中々人間味くさい一面も覗かせている。



関連タグ

野生のラスボスが現れた! ルファス・マファール 覇道十二星天 天秤座


警告!ここより下は原作未読の場合はネタばれ条件に接触します。原作未読の方はこのまま退却する事を強くお勧め致します。






















 リーブラの作成に用いられた選定の天秤の本来の所有者は女神アロヴィナスであり女神の神域に乗り込んできたルファス一行のルファス以外に女神は枝をつけてミザールが天秤の強化時にその所有権である情報を消さずにリーブラを作成させたという経緯がある。


 つまりリーブラは常にルファス一行を監視するための女神の尖兵であったという事であり、二百年前も二百年後も常にリーブラともう一人の監視者の動向を常に監視していた。

しかし二百年後にルファスに回収される際に一部データを破損させており、それが女神からの指令であり本来の所有者の情報データであった。しかしリーブラはそのデータを修復はせずに最後の決戦にそなえて龍を封印しているタウルスと会い、そこで彼に指摘されるまで放置していた。


 彼女はゴーレムであり心はない筈の存在である。しかしミザールの最後を命令もなく看取りに行ったり最終戦でのスコルピウスとの口論やルファスの指摘によって彼女の中の天秤は揺れ動く。そして彼女は自身の心を手にし、自分が認め従うべきマスターを自分の意思で決めたのだ。天秤はもう揺れない。なぜなら彼女は自由になったのだから。


 余談では有るが彼女毒舌っぷりは所有者である女神に対して三下めいただの彼女に従うのは地の底に元々落ちているだとかと中々に女神の心を抉る。もしかしたら元の女神の天秤も同じ思いを抱いていたのかもしれない。

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