「僕はもう生まれ直すのもやめたからね」
「その時の心の充足たるや、味わったこともない多幸感が湧き上がってきてね。」
CV:松岡禎丞
注意
本稿ではアニメで言えば第二幕9話以降のネタバレを多分に含む内容となっています。未読(未視聴)、かつネタバレを避けたい方はブラウザバックを推奨します。それでも問題ない方は自己責任の上、お読みください。
概要
「万色」の二つ名を持つ、最上位の上位竜。巴と共にヒューマンにはそれほど名が知られていない上位竜だが、その実力は上位竜の中でも生涯不敗と称されるレベルで強い。普段はギルドマスター・ファルスとして過ごしており、ヒューマンの世界を楽しく過ごしている。
だが、実は冒険者ギルド創設者にして初代マスターを務めた元女性の未亡人。が、300年ほど前に女性でいることに飽きてしまったため、現在まで男性として暮らしている。しかも、男性として過ごすようになってからある時に男性と関係を持つ機会があり、その時に目覚めた経験から男女、どちらの身体でも男ならバッチコイな変態に進化してしまった。どうしてこうなった。
異質過ぎる力を持った真については、この世界を変える期待と性的魅力、両方の意味で興味を抱き、初対面なのにモーションを掛ける暴挙に出る。当然、従者が黙ってるはずがなく、モーションを掛けられた本人も当然、貞操の危機を前に殺気を見せた(もっとも、本題に入ったら真は矛を収め、二人も渋々大人しくなったが)。
その後は引き続き真にモーションを掛けつつ、彼に協力をしている。一方で彼と同じ声をした別の存在と思しきものが勇者に力を貸しているようだが…?
その、目的
本来の目的は世界のバランスを保つ事。
また、女神の所業に対してよく思っていない一人でもあるため、現状を打破する手段となりうる真にも期待を寄せている(もっとも、真に対しては性的な意味での期待もあるのだが)。
そもそも冒険者ギルドを立ち上げたのは異世界人だった元夫から教わったゲームの概念を元に世界のバランスを保つために女神へ提案した仕組み。設立者の片割れたるルト曰く「この世界では完全に規格外。まるで木造建築の中に高層ビルが建っているような状況なのに」というように、本来であれば本作の舞台たる異世界にそぐわぬハイスペックなシステムだが、冒険者ギルドなんて言葉一つで納得されてしまうほど、違和感を感じさせなかった仕組みとなっている。当時の読者もオンラインRPGのシステムに馴染みがある人ほど違和感をなくす先入観から、一種の叙述トリックのような側面もある。
無論、この冒険者ギルドではレベルやランクが設定されるので、所属者は上を目指したがる。だが、ギルドに所属することで誰もが功名心をあおられ、出世を望み、結果的に慢心したヒューマンは他者に討ち滅ぼされたり、自滅するなどの破滅が待っている。このヒューマン自らの自滅やヒューマン同士のいざこざによる淘汰こそが世界のバランスを保つための手段として有効活用されている。なお、ギルドのレベル上限は65535に設定されている。これはロマンがどうとかって旦那が熱弁してたからだとか。
関連タグ
深澄真:色んな意味でお気に入りの少年
巴(月が導く異世界道中)、澪(月が導く異世界道中):恋敵(?)
ソフィア=ブルガ:彼の子孫。もっとも、ソフィア側から見たら元凶、かつ復讐相手でしかない。