レイ(ガーディアンテイルズ)
れい
「これが『群れ』の力ってもんや!」
「ガーディアンテイルズ」ワールド14「デーモンシャイア」に登場する羊の獣人の少女。大阪弁の口調で会話し、同じ獣人を家族同然のように扱う。中国版では1周年の先行実装キャラクターとして登場した。
レイはとある組織のリーダーであり、自分に従う獣人を家族のように思っており勝手気ままにも見える行動も、すべては家族への愛情に基づいている。一度家族と認めるととにかく信用してしまうのは、部下の心配の種になっている。もっとも、そういった一途さがあるからこそ、獣人たちも本気で従っていると言える。
趣味
レイは髪がよく伸びるのでこまめに切るのだが、それを素材に服を作るのが趣味だった。気分がいいと近しい者にプレゼントするそうだ。レイが自分の髪で作った衣服は品質とデザインが優れているのだが、容易に市場に出回らないこともあって、マニアの間では法外な値段で取引されている。幼い頃からこの面での優れた才能を開花させており、将来はファッションデザイナーを夢見ていたレイであったが、獣人という理由でどこの美術学校にも入学を断られた過去がある。これはレイにとっては受けてきた数ある差別の中でも、もっとも苦い記憶であった…
獣人のための組織「牙と爪」
彼女は獣人族の集団「牙と爪」のリーダーだ。
「牙と爪」は獣人が差別されないために、獣人だけの国を建てることを目的に掲げる組織。初期の「牙と爪」は急進的な思想を持っていて、目的のためには過激な手段をとることを躊躇わなか った。「牙と爪」が要注意武力集団として世間に認識され始める頃に、レイは組織のリーダーとなった 。そしてレイが最初に出した命令が、しばらくの間”自分たちの牙と爪を隠せ”だった。命令に従い獣人たちが攻撃性を抑制して、社会へ溶け込むようになると「牙と爪」への警戒心も薄れてゆき、今では才能ある職人集団あるいは社会奉仕団体とまで認識されるようになっていた。といっても、疑念が完全に払拭されたわけではなく「牙と爪」が裏世界の巨大な組織とのコネクシ ョンを持っているとの疑惑を持たれることもある。レイが禁止された死霊術を扱う少女と接触する姿を目撃したとの報道がされたこともその一例だが、それを報じた新聞社は間もなく倒産し情報提供者も現れなかったため、真偽は不明なままだった。
悩みの種
最近のレイの悩みは、シバリング山脈出身のイヌイットの存在である。特有の外見を持つイヌイット は、多くの人々に獣人と思われているがこれは誤解で、実は異なる種族である。動物形態に変身できるかどうかが、獣人とイヌイットの決定的な差ではあったが、獣人が動物の姿を人目にさらすのは滅多にないために、一部のイヌイットたちはオオカミの獣人に偽装することで、不正な利益を得ているのだ。本物のオオカミ獣人とイヌイットを見分けることは、当の獣人たちにさえも容易ではないために、こうした問題は絶えず発生しており、獣人たちへの良い評判を苦労して築 いてきたレイにとっては、厄介な悩みとなっている。
実際にワールド14では、イヌイット達が獣人を騙り悪事を行っている場面が確認できる。
彼女のPVでは中国モチーフのキャラクターらしく、シェン市のBGM「City of Shen_Day」が採用されている。