ストーリー
『失うか失わないか、どちらを選ぶべきか……』
学校の始まりを迎えようとした日、
突如、校舎内に入り込み放送室をジャックした何者かによって生徒達は「デスゲーム」に巻き込まれてしまう。校内を彷徨く異常者により与えられる混沌。そして依然強まる死に対しての恐怖。
誰が生き残り、誰が死亡するのか…
最後に明らかにされる、真相とは一体何なのか…
命懸けの脱出劇が今、始まる。
概要
告げられるキーワードを組み合わせ真相の考察をしながら、学校内に居る人間を排除しようと襲い掛かってくる兵器や敵から逃げる鬼ごっこ系也。
キャラクター
物語の主人公枠。どんな状況でも物事を諦めようとしない努力家。然し同時に途轍もない怖がりだという一面も持ち、夜に怖い夢を見て震えて眠る事も多々ある。幼顔で小柄なので中学生と勘違いされやすい。責任感が強くすべき事は必ず成し遂げようとする。16歳。身長は150cm。瑠璃川かなめ曰く「クリームイエローみたいな彼女」。
美術や演劇をこなよく愛す青年。16歳。道徳観や一般常識の知識が欠如しており、楽観的で独特な感性を持つ。誰に対しても平等に接するが、内心ではひっそりと細やかな点数付けをしている。自他共に認める芸術家肌であり作品等もいくつか手掛けている。…が、そのどれものセンスが壊滅的。時折宗教的なまでの人の死への執心を魅せることも。身長は176cm。好きな物は光り物で苦手な物はサーロインステーキ。
不思議な雰囲気のある女子生徒。真っ当に生きる事を信条に掲げており、親の鉄拳お仕置き環境で育った礼儀あってこその性格。16歳。なかなか肝っ玉は座っているのだが、大体引っ込み思案で隠れて小さな努力を重ねる事を好んでいる。文化系の部活に所属しているが血の気が多いし喧嘩も強い。身長は未だ不明だが平均だと本人は述べている。
明るく優しいクラスのマドンナ。温厚で平和主義者且つ言葉遣いも丁寧。正しく清楚を絵に描いたような人物。少々変わっている自分の名前にはあまり良い感情を持っておらず、いじられると怒る。15歳。常識的で模範的ではあるが一芸秀でている所のない自分を劣っていると見ている節があり、コンプレックスを募らせている。好きな物はアンティークの小物で、苦手な物はカリフラワー。身長は165cm。
早乙女春樹の姉。人懐っこく明朗快活で、根っからの姉御肌であり面倒見がいい。しかも自分の考えを押し付けずに少数派の意見も受け止められる。17歳。裏表のないさっぱりとした性格。空気を読むのが得意だが反面自分の意見を押し殺してしまう所があり、本人もそれについては昔からずっと思い悩んでいるらしい。県外から学校に通う為に引っ越して来たので方言が偶に出る。
早乙女夏樹の弟。金髪にオールバックと見た目は如何にもな不良っぽい。15歳。だが性格はそこまで反社会的ではなく、他生徒との喧嘩や校則違反が精々である。集団行動が苦手で自分がやりたいことを優先してしまう癖がある。姉の事を邪険に扱ってはいるが本心ではとても大切に思っていて、身に付けているピアスも姉を守るという決意表明の為に購入した物である。
不気味な雰囲気を感じさせる少女。表所差分が笑顔と真顔しかなく、ポーカーフェイス。冷静沈着で常にあっけらかんとしている。天然な部分があり、一人で過ごすのが好きなのでよく陰口を言われるが本人は気にしていない。15歳。学校内で嫌っている人間もいないらしい。頭脳はなかなかの物だが発言はしないで黙っている事が多目。好きな物はホラーで苦手な物は大きすぎる音。身長は161cm。
常に怯えてビクビクとしているボクっ娘。過去に虐められていた経験があり、その影響で人と話す事が苦手になってしまった。それに加えて口下手な部分があるが、一度仲良くなれば特に話をするのは苦にならないらしい。15歳。これといった趣味は特にないが、敢えて言うならば絵が得意。
ネガティブでヒステリックな皮肉屋。初対面の人とは一定の距離を取り、目線すらも余り合わせようとしない。読書家。種類問わずマイナーのものも有名な物も読み漁るので家の中は本で溢れている。17歳。実は御伽噺チックな恋愛に憧れている。制服は着崩さずにキチンと着るタイプ。最近はミステリ小説が密かなブームらしく、連夜読み耽っているとのこと。
岡田朋と同等かそれ以上の怖がり。それは風でカーテンが棚引いた位で近所から苦情が来るほどの悲鳴をあげた事がある程。16歳。そんな自分を変えていかなければと思っていたらしく、自ら精神と肉体を鍛える為に柔道部にへと入部した。下がり眉とキッチリボタンを留め裾を入れた制服が特徴。
ゆるふわマイペースな女の子。寂しがり屋で誰かと一緒にいるのを好む。成績はあんまり宜しくない。更に壊滅的に手先が不器用だが、運動神経はかなりよく高いハードルも軽々飛び越せる。大の甘党。16歳。いつも何かお菓子を持っていて、最近のマイブームは甘い砂糖をまぶしたドーナッツ。いつもにこやかで、何を考えているかはいまいち分からない。
ギタリスト志望の少年。自分を晒け出すことが苦手。なので誰に対してもキツい物言いをしてしまい、中学時代は周りから煙りたがられていた。16歳。プライド高め。昔は不登校気味で一人で屋上でギターの練習をしている事が多かったが、高校入学を機に一応変わろうとはしている。黒髪ボブに桃色の瞳。
兎に角溌剌としている女子。姉が昔、大会に出て表彰台に立ったことから書道に憧れを抱き日々字の練習をしている。16歳。気軽に誰にでも接する事が出来るが、元気すぎて逆に落ち込んでいる人を励ますのが苦手だったりと自らの性質に苦心している所もあるらしい。
普段は俗に言うはわわ、おどおど系な男の子。17歳。だが直ぐにコロコロキャラが変わるので結果的にはよく判らない人間。演劇やら舞台やらを見るのが大好き。演技派。ついでに言えば人の神経を逆撫でする事も好き。身長は175cm。幼めな容姿と言動のせいで子供っぽく見られやすい。
玲山羅雪の姉。妹とは違い堂々としていて何事にも恐れずに我が道を進んで行くタイプ。羅雪とはたったの一歳しか歳が離れていないが一歳の差とはとても感じられない程の大人っぽい対応をする事で有名。17歳。
笑顔が素敵な男子生徒。能天気に見せ掛けた努力家。よく女の子とデートしに行ったりとチャラく女の扱いに慣れている。その容姿と中身のギャップにいつも驚かれるらしい。考えるよりも先に行動に出るタイプ。いつもクラスの中心にいて、それ故妬まれる事も多々ある。16歳。ナチュラルなカッコよさを追求した見た目。身長180cm。
他人の事に干渉したがらないツンツン系女子。そして青空奇ラ莉の親友。彼女と関わり何かが変わったらしいが、それでも誰に対しても塩対応なのは変わらず。15歳。好き嫌いがとても激しい。一部の親交を持つ人以外には嫌われがち。格闘技を習ったり、サバゲーに積極的に参加して反射神経などを鍛えているが、これは単なる趣味。身長は155cm
体育会系で正義感強めな男の子。入り交じるヒーロー願望と承認欲求は彼特有の物らしい。自尊心はなかなかに高め。17歳。えふえふと笑う。頭の中ではいつもいろんな言葉が渦巻いてるから話す時は長くなりがち。かなり空気が読めないいわゆるKYらしく、余計な事を言わない様に慎んだ結果初対面の人にはクール系と思われ易くなった。
無愛想で冷め気味の隠れオタク。表向きはクールに振る舞っているが、かなりのアイドル好きで筆箱や鞄には推しのストラップを複数付けている。だが本人にとってこれは恥ずべき事らしい。16歳。他の人にはオタバレしたくない様だが意外とバレてるのには本人は気付いていない。
病みかわ系の目が笑っていない乙女。熱心な宗教家でいつでも神様の御心のままに、がモットー。初対面ではその可愛らしい見目と彼女が仰いでいる、愛する人を楽園に連れていくという教えを聞いて好印象を持つ者が多い。16歳。然し彼女はとても理想が高く、半端な人間ではけんもほろろである。
如何にもヤンキーな風貌の男。本来は平和を好む性格。16歳。だが昔から自分の関わった人間が悉く不幸な目に逢ってきたので意図的に人を寄せ付けない様にしている。本来は黒髪の好青年なのだが、印象を悪くする為に金と茶が入り交じる髪色に染めている。
メンヘラとヤンデレの中間な女。18歳。未だ見ぬ理想の王子様“だぁりん”を探し求めてるけど、理想が高すぎて多分もう見つからないんだろうなっていう子。本人もそれを自覚していながら諦めきれないのか、空想に恋する乙女のようになっている。一見見て「だぁりん」かもしれないと思った人にはついて回るが、理想と違ったら普通の人と変わらない対応になる自分本位な性格。
敬愛する先輩の側に居たい。それだけの気持ちでいつも傍らにいる(自称)騎士。ポジティヴな時とネガティヴな時の差が半端ない。頑張り屋だがその結果が良い感じに発揮しているのかと言われたら違う。恋愛になると途端にダメダメになる。占いを信じちゃうタイプ。いわゆる夢女だがあの子と恋人になりたいとは思っていない。
無自覚で人を小馬鹿にした言動をする無心得な女子。著名な音楽一家に生まれ育ち、本人も容姿や才能、環境に恵まれていることを自覚している。良くも悪くも素直。なので嘘をつくのはかなり下手。また、性格が性格なのでかなり嫌われやすい。本人は嫌われる理由が分かっていないので結構ガンガン他人に突っ込んでくる。厄介。
気弱で、苛められっ子体質な男子。中学生のときに苛めを受け不登校になり、特別枠で何とかこの高校に入学できたがおつむは悪め。常に何かに怯えているが顔が割れてる人間には普通に話せる。病的なまでの白い肌と細っこい手足なので「ちゃんと食べてるの?」と心配される事が多いらしい。