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ハンターサバイバーを拘束するための装置で、外見は時計付きロケットと安全バーが装着された椅子。略してロケチェやチェア、あるいは椅子とも呼ばれる。ハンターの目標は、このロケットチェアにサバイバーを拘束し、脱落させることである。

ロケットチェア素材+α


概要編集

ハンターはサバイバーを攻撃してダウンさせた後、マップ上に点在するロケットチェアまで運んで座らせ、安全バーで拘束する。拘束から一定時間が経過するとロケットが発射し、サバイバーは脱落する。サバイバーはロケットチェアの拘束から自力で脱出できず、他のサバイバーに救助してもらわなければならない。拘束、脱出、脱落により救助できるサバイバーがいない場合、全てのロケットチェアは即座に発射し試合終了となる。


ロケットチェアをめぐる攻防は『IdentityV』における重要な要素の一つである。


仕様・戦略編集

拘束されたサバイバーはアイコンが変わり、徐々にゲージが上がっていく。このゲージが一杯になるとロケットチェアは発射する。拘束された回数や救助時のゲージはサバイバーごとに記録され、1回目の拘束でゲージの50%(赤ライン)を超える前に救助できれば次は50%から、それを超えてしまうと次の拘束で即座に発射する。3回拘束されると即座に発射する。サバイバーにとっては拘束された直後に救助するのではなく、周辺で粘ってハンターを足止めしつつ50%になる直前、あるいは発射直前に救助するのが脱出のための時間稼ぎができて理想だが、ハンターもそれを見越して行動するため読み合いが必要になる。


拘束され、脱落すると残りのサバイバーで脱出を進めるという不利な状況になるため、多くの場合は救助した方がいい。一方で、たとえ1人が脱落しても他の3人が脱出すれば勝利するため、見捨てて脱出を急いだ方が良い場合もある。ハンターは1人を脱落させればその後の展開が有利になるが、確実に脱落させようと拘束したサバイバーに執着していては他の3人の脱出を妨害できないため、サバイバーが救助に来ないようであれば襲撃に切り替える(あるいは、そのような素振りを見せる)判断も必要になる。


試合中、2か所の候補(多くのマップでは、2つの建物)のいずれかに、ロケットチェアが4つ置かれた地下室が存在する(一部モードでは異なる)。このロケットチェアは後述の「工具箱」で破壊できない。地下室への階段は狭くハンターにとって守りやすいため、ここに拘束されると救助が難しくなる。地下室のロケットチェアは発射する代わりに地中へ沈むようになっている。


細則編集

傭兵など一部のサバイバーは、ロケットチェア発射までの時間が長い。救助の猶予時間が長くなり、発射までその場に留まって待つハンターにとっては通常よりも長く見張っておく必要があるため他のサバイバーを探しに行きにくくなる。


アイテム「工具箱」を使用するとロケットチェアを破壊できる。この工具箱を最初から持ち、何度でも使える庭師がロケットチェアを破壊しまくる戦法がかつて存在した。

ひとしごと終えた庭師

ハンターは補助特質「異常」で修理するか、破壊できない地下室のロケットチェアまで運ばなければならず、運ばれている最中に脱出できるよう地下室から距離を取られると詰みかねなかった。後にハンターは補助特質を使わずにロケットチェアを修理できるようになったため、かつてほど強力な戦法ではなくなり、マップやタイミングをしっかり考えなければ時間の無駄(と、ハンターへの通知による位置バレ)になってしまう。


ハンターの結魂者は、外在特質「まゆ包み」を使用することでダウンしているサバイバーをその場で拘束できる(ロケットチェアでの拘束と同様)。


余談編集

かつてはイバラによって拘束されていたが、安全バーに変更された。拘束されたサバイバーのアイコンなど一部にはその名残があり、ストーリーにおいても触れられている。


ロケットチェアに拘束する、もしくは脱落させることを「吊る」と呼ぶ場合がある。ゲーム『Dead by Daylight』に由来する用語で、そちらのロケットチェアに相当するのが人間を吊るす肉フックであるため。拘束したサバイバーを攻撃する(攻撃してしまう)ことを「ケバブ」と呼ぶのも、ここから来ている。


関連タグ編集

IdentityV 第五人格 ハンター(IdentityV) サバイバー(IdentityV)

ロケット 椅子

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