概要
1995年4月5日にリリースされたスピッツの11枚目のシングル。B面は「俺のすべて」。
6thアルバム『ハチミツ』に収録。
メンバー自身は「地味で暗い曲」と思っていたらしく、フジテレビ系列の夕方の番組のテーマ曲として1か月間流れた以外はプロモーションらしいプロモーションも行われなかった。が、口コミで広がり、160万枚を超える大ヒットとなりスピッツがブレイクする曲となった。
ロビンソンがどうしてここまで売れたのかは今でもよくわからないと草野マサムネは話している。なお、これだけ売れたのにオリコンランキングでは1位を獲ったことがない。
印象的なイントロはギターの三輪テツヤの作曲。
スピッツの曲にはよくあることだがタイトルの「ロビンソン」という単語が歌詞に一切出てこない。
これは草野がタイ旅行した際に見た「ロビンソン百貨店」から取った仮タイトルがそのまま正式タイトルとなったため。
ちなみにセブン&アイ・ホールディングスがかつて展開していた同名の百貨店とは基本無関係(あちらはアメリカ西海岸にあったデパートチェーンがルーツである)。
記録(オリコン)
初動売上 | 4.3万枚 |
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累積売上 | 162.4万枚 |
最高順位 | 4位(通算3週、1995年5月15日付・1995年6月26日付・1995年7月10日付) |
チャートイン期間 | 36週 |
YoutubeのMVが90年代にリリースされた楽曲としては初めて1億回再生を突破している。
余談
この曲がレコーディングされたのは1995年1月17日、まさに阪神淡路大震災が発生したその日。
当初は震災の様子をテレビで知り、レコーディングどころではないという雰囲気になったが「自分たちはやれることをやろう」とレコーディングに臨んだとのこと。
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