ベイブレードにも同名のものが存在するが、本記事ではビーダマンの方を解説する。
概要
所有者は西部丸馬。片手撃ち・連射を得意とする丸馬のために生み出されたOSギア対応ビーダマン。
それまで市販のビーダマンを自分でカスタマイズ・改造して使っていたガンマだったが、
ワイルドワイバーンはその戦い方に合わせてワンオフ機として設計されている。
ホールドパーツの爪部分が4本あり、2本爪時代のビーダマンより安定した
発射が可能になっているほか、ガンマの得意とする片手打ちを最大限に活かすため
片手で扱えるように作られたワンハンドウイング・スナイパートリガーが取り付けられている。
また、頭部に付けられているヘッドギアのようなパーツはただのデザインではなく、
銃で言うアイアンサイトのようにターゲットを狙う際に利用できるようにと付けられているものらしい。
また、ガンマは劇中でスピードローダーを愛用しているが、
商品として発売されたものにはスピードローダーは付属せず別売りだった。
ワイのワイルドワイバーンや!
ガンマのセリフとして「ワイのワイルドワイバーンや!」というフレーズがしばしば
ネット上でビーダマンの話題になった時に見受けられるが、実は原作では
「目覚めろ!ワイの守護神!ワイルドワイバーン!!」であり「ワイのワイルドワイバーン」と言ったことはなかったりする。
このことから、「『ワイのワイルドワイバーン』は誤り」であるという説が巷で流れる事になったが、
アニメ版のVHSを所有している人からアニメ版では「ワイのワイルドワイバーン」というフレーズがあるというさらなる指摘が挙がっている。
具体的には14話でガンマがワイルドワイバーンを披露するシーンにおいて、
「タマゴのファイティングフェニックスがパワーの怪物ならワイのワイルドワイバーンは連射と狙い撃ちのスペシャリストや!」と言っており、
確かに「ワイのワイルドワイバーン」というフレーズは存在している。
そのため、正確に言うのならば「『ワイのワイルドワイバーン』というセリフは原作には無いが、アニメにはある」が正しいと言えるだろう
(だからなんだというレベルの知識ではあるが・・・)。
立体物
タカラ(現:タカラトミー)より販売。
漫画ではあまり触れられていない点だが、4本爪の特殊なホールドパーツの形状により
バレル系のパーツをそのまま取り付ける事が出来ないため、トリガーパーツと同じランナーに
付属する形で専用のショートバレルが存在している。
なお、ノーマル版の他に3種類の限定カラー版が存在している。
- 銀メッキ:「限定OSビーダマンセット」に収録。本体のみでワンハンドトリガー等が付属しない。
- イエロークリア:「1998年福箱Bセット」に収録。イエロークリアの本体と片手撃ちホルダー、スナイパートリガーがセット。
- ブルークリア:イトーヨーカ堂のみで販売された限定バージョン。付属物は通常品と同じ。