概要
小説「ぼくらの~alternative~」に登場するキャラクター。原作の「ぼくらの」には登場しない小説オリジナルキャラクター。
アメリカ海軍少将キース・S・バーナードを父に、日本人女性を母に持つアフリカ系アメリカ人。日米二重国籍者。アメリカが日本の仮想敵国となっている現状に悩んでいる。
中学一年生の少女にしては高い身長をもつ褐色肌でさっぱりした性格の姉御肌。父から軍人さながらの教育を施されており、自身も軍事マニアだが時には「変な外人キャラ」を演じることもできるほかジアースのパイロットに選ばれて浮かれポンチになっているカコ相手に約1ページ半にわたるお説教と警告をかますなど年齢に似つかぬ理論家なところもある。ジアースとの契約の際には「マリア・イチノセ」と名乗っている。マーヤの事は「性悪ゴスロリ女」と呼んでいる。
ジアース内の椅子は畳に敷いてある座布団。
小学生のカナを実の妹のようにかわいがっており、自分の要請によりコエムシに用意させた座布団に、椅子が用意されていたカナを座らせている。
原作同様チヅのお腹の子が契約者に入っていたことから未契約者がいるという問題が発覚した際にはカナではないかと推理したが、それは「そうあってほしい」という彼女の個人的な願いによるものだった。
ジアースを巡っての日米関係の悪化や、契約者であったカナの死によって徐々に精神をすり減らしていき、殺伐とした態度をとるようになっていきついに13番目のパイロットとして選ばれる。
コモ戦において日米が戦争状態になった際には日本国籍を捨ててアメリカの父の元へ渡り事態の打開を図るも上手くいかず、さらにはウイルス兵器を使う敵によってアメリカのケンネル大統領が人質に取られ、ウイルスがアメリカ中にばらまかれたことでワクチンをちらつかされた父の所属する米軍とも戦うことになってしまう。
国防軍の捨て身の作戦によって戦いは長期化するも、関政光の体内でウイルス兵器が変質し、ウイルス兵器用ワクチンを打っている敵にもウイルスを感染させ、自滅させるという捨て身の戦法で勝利を収める。
そして敵国同士の人間だった父と母の再会を見守り、希望を抱きながら死亡する。