概要
アドベンチャー作品を多く手掛けるフォグによって開発され、2007年に日本一ソフトウェアから発売された推理アドベンチャーゲーム。またそのシリーズのことを指す。
第一作目はタイトルは『雨格子の館』のみだったが、2008年に第二作目『奈落の城 一柳和、2度目の受難』発売に合わせて『雨格子の館 一柳和、最初の受難』とタイトルが変更されてた。
2010年には第三作目『氷の墓標 一柳和、3度目の受難』が発売された。
本作は従来の推理アドベンチャー同様、「真犯人を特定し告発する」ことを主たる目的とするが、本作ではさらに「殺人の際に行われる『見立て』を事前に看破して殺人を阻止」することで、「より多くの人物を生き残らせる」ことをもゲームの目的とする。
また「本来殺されるはずだった登場人物が生き残る」ことによってもシナリオが分岐していく。
MISSINGPARTSシリーズと本作は同じシナリオライターを担当しており、そのため本作にはMISSINGPARTSのセルフパロディが随所にちりばめられている。
シリーズの主要人物
※CVはドラマCD
一柳 和(いちやなぎ なごむ)
CV:下野紘
本作の主人公。167cm 58kg 21歳(1・2)22歳(3)。
「巻き込まれ体質」で不幸に不幸が重なることが多い。
臆病な性格でちょっとしたことで気絶してしまうほどだが、その反面、気になることがあると納得できるまで確かめずにはいられない。
「恐ろしいものの正体(事件の真相)を確かめて恐くないようにしたい」という理由で事件を解決していく。
高遠 日織(たかとお ひおり)
CV:遊佐浩二
178cm 90kg 26歳2(1・2)27歳(3)。
長髪に着流しという時代錯誤スタイルの青年。
年は離れているが和とは雨格子の館の事件で知り合い、友人になった。
俳優だが売れていない。つかみ所がなく常に飄々としている。
和のことを「名探偵」だと事あるごとに言うが、和本人は気恥ずかしくあまり良く思っていないようだ。