概要
“万物を殺める天使”と表記される始原の精霊・崇宮澪が顕現させる天使の一柱。二亜に「企画として提案すれば即座にボツになる程にチート」と言わしめた程に強大な力を持つ。
中心部分からとある少女に酷似した女性の胴体から幾重もの花弁を持つ巨大な花の形状をしており、撒き散らす花粉に触れた生物の生命活動を即座に停止させ、生物で無いものは即座に経年劣化を引き起こし崩壊させて消滅させる力を持つ。
蕾砲(ヘネツ)
万象聖堂顕現時に使用できる澪の必殺技。
小型の万象聖堂の様な花を展開し、その中心部から万象聖堂の花粉と同じ効果の性質を持つ黒い光線を放つ。
広範囲に展開され無差別に猛威を振るう万象聖堂の効果を一点に集中し、任意の対象にのみその効果を発揮したい場合に使用されると思われる。
輪廻楽園(アイン・ソフ)
“あらゆる条理をねじ曲げる天使”と表記される始原の精霊・崇宮澪が顕現させる天使の一柱。
硝子の様な無機質的な表皮を持ち、幹の間にとある少女に酷似した女性を抱いた大樹と、召喚した者の意志により万物の法則を定める事ができるドットとモノクロームの随意領域で構成された天使で、その異名の通り随意領域内のあらゆる法則を自在に操る事ができる。
なお、顕現装置の技術はこの天使を元にして作られた技術であり、“隣界”とはこの天使の随意領域が正体であるらしい。もっとも象と蟻ほどに差があるが。
枝剣(アナフ)
輪廻楽園を発動している際に使用できる澪の必殺技。
虚空から輪廻楽園の枝のみを顕現させ、手足のように操り、敵を攻撃する。
< >(アイン)
“全てを消滅させる天使”と表記される始原の精霊・崇宮澪が顕現させる天使の一柱。
彼女の奥の手であり、切り札ともいえる最強最悪の天使で、種の形状をしており、文字通りこれに触れたものを無へと帰す。即ち存在そのものをこの世から消し去ってしまう恐ろしい効果を持つ。
余談
一部からは園神凜祢は<輪廻楽園>から、万由里は<万象聖堂>を素体にして生み出されたのではないかと言われている。
その根拠として両天使の中心や核に置かれている少女の像の姿が2人に酷似しているのではないかと推測されている事。天使の名前がそれぞれ対応する形になっている。凜祢の天使<凶禍楽園>の能力が、輪廻楽園によく似ている事などが掲げられている。