作者と公開状況
公開*
pixiv内での公開状況
平成24年11月20日に初回作品が公開
平成29年04月11日に第25話を以て完結
ニコニコ静画内での公開状況
平成25年4月23日に初回作品が公開
平成29年04月10日第29話を以て完結
最初の作品
※注釈
初回作品でのタイトルは、“三つ編み娘とヒゲ男”のみであったが、連載開始に際しては“みんなの禁忌(三つ編み娘とヒゲ男・の続き)”に変更となっている。
現在も公開中である。
みんなの禁忌-主な登場人物-
無精ひげの青年と三つ編みの女の子の、恋愛とその恋愛が“周囲の環境”と折り合いをつけ“許される”のに何が必要だったのかが、丹念に描かれる。
みんなが持っている禁忌は、どこまで許されるのか・・・。
様々な禁忌を持つ人々が二人に出会う・・・。
メインの二人
笹瀬拓也
29歳。シューズメーカーで開発を担当している。英語がペラペラ。
ひょんなことから杏と出会い頭に告白を受けて、とりあえず回避すべくと涙ぐましい努力をしていたが、逃げきれ無かった(幸か不幸かは別として)。だが、結果的にこの出会いによって彼は己の心にあるもう一つの闇、過去、そして“それらをすべて武器にした周囲の環境と”文字通り対峙する。
彼はアンに思いを貫かせることができるか、アンを守り切ることができるのか・・・
生田杏
高校二年生。4人家族。女子高に通う。英語の授業が赤点。通学中の駅で有り余る行動力とまっすぐな情熱で笹瀬に迫る。赤毛のアンが好きで三つ編みにしているのだが、とにかくフットワークが軽い、そして、諦めない女の子。笹瀬があの手この手で躱そうとするところを機転と気合と粘り強さとガッツで“笹瀬よりも骨がある”と評される。
ただし、そのガッツが彼女にとって苦難の旅の始まりだった・・・
“許されるか”“許されないか”を彷徨する人々
当作品で語られる、世の中のはっきりしているのかざっくりしているのか解らないにもかかわらず、とりあえず存在する“禁忌といわれる基準”。はっきりしないそんな基準は幸せの基礎になるのだろうか。
アンと笹瀬はどんな人と出会い、どんな示唆と教訓を得ていくのか・・・それは次第に二人に絆が何処まで耐えられるかが焦点になる耐久レースの様相を呈していく。当然たくさんの人に出会い、余りにも沢山の視線とリアクションに晒される。故に当項ではシナリオ本筋でやや関連の大きそうな人物のネタバレにならない程度のピックアップにとどめる。
そもそもその問にどこまで意味があるのか・・・。
アンが出会った人々
徹
徹おじさん。杏の叔父。
笹瀬と書店に行った杏がばったり会う。実はこの物語でかなり重要な“誰が好きなら許されるのか”という重要なファクターを伴って現れる。おそらくアンが明確に“許されるか”“許されないか”のラインを知覚するきっかけになった人物。“許されるか”“許されないか”という基準がいかに曖昧か、対して最も正確に把握していたようである。
山本
通称もっちゃん。
BL大好きな女の子。杏と笹瀬の話を横で聞いて、たびたびその手のネタを振りまくる学校編のトリックスター。年上の男は無理だな、客観的に諦めている節があったが、その自分まで“許されるか”“許されないか”の耐久レースに巻き込まれることになる。
香西
香西先生。漫画愛好家。
もっちゃんと一緒の絵師を追いかける教員。お互いのコレクションを交換したり電話で話すなど、もっちゃんとともに“許されるか”“許されないか”のラインに立っているようである。もっちゃんの露出の多いコスプレを教師権限で阻止したり、“女の子が肌を晒す危険性”熟知している。
笹瀬が出会った人々
新野
笹瀬の会社の悪友。
笹瀬のアンから逃げ切る作戦にいくつか協力した。アンのガッツを評価し、笹瀬よりもよほど骨があると評する。まだ彼女はいない。たびたび笹瀬のことを気遣う良き友人である。猫を飼っている。
女子高生にやや拘りがある・・・。
福井さん
笹瀬の会社の上司。軽口を叩けるお茶目差を持ちながらも部下を気遣える好人物。そして恋愛に必要なのは「気持ちだけじゃ足りない、今必要なのは“覚悟”だ」という持論はかつて自分も“許される”“許されない”の狭間を彷徨しているときに得た教訓だった。作中で笹瀬に非常に大きな示唆を与えた人物。
四御神 都
しのごせ みやこと読む。書店で鼻血を出した笹瀬と出会った店員。笹瀬と杏の関係に言及した際に、とがめられる。
「貴方には関係ない、私たちのことは放っておいて」この言葉を自らと笹瀬の共通項として、その知遇を得た。ただ、彼女もまた、“許される”“許されない”の狭間を彷徨する女性であり、アンと笹瀬に最も大きく、そして鋭い試練を課すことになる。
もしかしたら、本編でアンに次いで悩んでいたかもしれない女性である。
関連タグ
記事作成:H29.04.11