概要
『アイドルマスターシンデレラガールズ』に登場するヘレンが自らの魅力をアピールする時に使う言葉こそが「世界レベル」である。
世界に羽ばたく夢を抱いているという意味では上昇志向が強いと言えるのだが、元々プロフィールに「出身地:海の向こう」と書く怪しげな素性とあわせて、残念美人扱いが強まっていく。
実際ゲーム内での彼女は最序盤に手に入るキャラクターであり、数値的な能力ならレアの中でもほとんど最弱級といって差し支えなかった。そのうえでプライドが高く苛烈なセリフを多く発するため、プレイヤーからはもっぱら「世界レベルさん」などと呼ばれて揶揄されることも少なくなかった。
そんな彼女が現在のようにどこかぶっ飛んだ独特のキャラとして扱われるようになったのは、イベント「アイドルLiveツアーinイタリア」(2013年3月)がきっかけだと言われている。
エリアボスとして登場した「[イタリアンスタイル]ヘレン」は「心まで…ダンサブル」「世界レベルの私が道に迷うわけがないわ。黙ってついて来なさい」(→「◯◯、道はわかる?トッププロデューサーならわかるわよね?」)など、敵ユニットとして現れた時にも「いくら私たちが強くても、斜塔を倒してしまうわけにはいかないでしょ?だから、そういうこと」という迷言を吐き、同時に更新されたシンデレラガールズ劇場でも天然ボケの及川雫に「受けて立つわ!」とどこかズレた対抗意識を燃やし、彼女のキャラは残念美人でありながら御茶目な、ネタになる方向性にシフトしていく。
同様に上昇志向がある黒川千秋がストイックな努力家としてキャラ付けされていったのとは別の方向に突き抜けていったのである。
2013年8月には「セクシーバニーパーティー」ガチャに「[バニーガール]ヘレン」として登場。
ここで「高いレベルは高い意識から」という考えを持っていることが明らかになり、大言壮語と思われていた彼女のセリフは彼女なりの信念に基づくものであったことが認知された。
「ただのうさぎじゃないわ…」「もう世界じゃ足りないわ。私の美貌をあの月まで轟かせるの」といった、ヘレンならではの迷言も健在である。
そして2013年11月にはコスト17のSレア「[ワールドイズマイン]ヘレン」が追加され、フロントでも十分に戦えるようになり、ヘレン伝説は一旦の成就を迎えた。特技名は「THE・世界レベル」である。
さらに2017年1月10日にスターライトステージにおいてキャラ実装と同時にコミュが実装され、ヘレンと言う名前そのものが「既に世界で認められているダンサーである先代ヘレンにダンスバトルで勝利したものが継承する」名前である事か明かされた。
すなわち少なくともダンスの面においては「世界レベル」と言う言葉が一切嘘にならないと言うまさかの事実が誕生してしまっている。
小関麗奈
「世界」「世界的」「世界中」「世界一」「世界征服」「世界の半分を〇〇にあげる」など
ヘレン以外で、世界という単語を連呼するもう1人の世界レベル(予定)アイドル。
デレステを含めて既に40回以上は「世界」と口にしており、その頻度はヘレンに匹敵する。
「世界」を用いたボキャブラリーのバリエーションは、むしろヘレンよりも多いほど。
なお2018年時点では、ヘレンとの直接的な絡みはない。