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概要編集

主に、(何らかの偶発的な事象により、意図せず)降りるべき目的地バス停で下車せず、通り過ぎても乗り続けてしまうことである。

車内でうたた寝をしてしまい、目的地に到着しても起きずにそのまま乗り過ごしてしまう、というパターンが現実・フィクション共に鉄板だが、友達とのお喋りに夢中になりすぎてやらかすケースなどもあるほか、近年ではスマホいじりに熱中しすぎて乗り過ごすケースも発生している。


アニメでは「ちょっと寝ていい?」「うん、いいよ。起こしてあげるから」とのセリフの後、ふたりそろって眠ってしまい、目覚めた直後に慌てて知らない駅で降りて「ここ、どこ…?(゚д゚||)」と途方に暮れるのがお約束である。

また、このパターンの場合、下車した駅のまわりには田畑や山しか無いド田舎で、次の列車まで何時間もかかったり、そもそも降りた列車が終電でにっちもさっちもいかない状況に陥るのもまたお約束である。


ちなみに路線バスの場合は、終点で起こされてトボトボと歩いて帰る羽目になったり、車庫まで運ばれてそのまま車内に閉じ込められたりするパターンがあるが、路線バスは終点で運転手が全員降車したか確認することが多いため、車庫入りまで運転手が全く気付かない、というパターンは(運転手がよほど無能でない限り)現実的にはほぼあり得ないと言って良いだろう。


列車で寝過ごしてしまったら編集

まずは落ち着くこと。

自分が今どのあたりにいるのか、本来の目的地からどのぐらい離れてしまったのかをなるべく冷静に把握する。


寝過ごしたと自覚した途端、パニックを起こして慌てて直近の駅で考え無しに下車するのは危険である。

駅間が短く、列車の運行本数も多い都会ならば「直近の駅で下車して、反対方向に行く列車に乗って戻る」ことも簡単だが、そうでない場合、地域や路線によっては上記のような「陸の孤島や無人地帯に放り出される」悲劇につながりかねない。


そのため、まずは落ち着いて、目的地まで戻るための手段が多そうな駅(=大きい駅)まで移動するのがおそらく一番安全確実な善後策であろう。

大きい駅ならば駅員もいるため、反対方向へと向かう列車の時刻も調べやすいし、路線バスやタクシーといった、代替の交通手段も見つけやすい。

加えて、大きい駅ならば駅前や付近に大抵ホテル旅館などの宿泊施設が1つや2つはあるはずなので、ほとんど最終手段ではあるが「泊まって翌日目的地に戻る」方法もやりやすい。


関連項目編集

寝過ごし

乗り越し…語感も意味も似ているため混同されがちだが、こちらは「意図的に目的地の先に行く」点が異なる(「乗り過ごし」の方は主に意図せず行ってしまったことを指す)。

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