「...fashion eventually led to the application of rouge to freely display nipples
... placing diamond-studded rings or small caps on them, even piercing them and passing gold chains through them decorated with diamonds, possibly to demonstrate the youthful resilience of the bosom.」
「…而して人類は遂に乳首を自由に宝石や金銀で装飾するに至ったのだ。
ダイヤモンド付きの小さな帽子やピアスを着け、それらを金の鎖で繋げば、
乳房の若々しい弾力を実証できるだろう。」
風俗収集家エドゥアルト・フックスより
解説
乳首だけでなく、乳輪付近にも開ける。通常、横向きが多く、縦に着けることは稀である。複数個着けることも可能である。
棒状(バールピアス)、リング状、円盤状、何かの模型のようなものまで様々な飾りを付けることもできる。乳頭から乳輪全体を覆うタイプは、ニップル・シールドと呼ばれる。
多くのピアスがそうであるように、乳首ピアスも古くから様々な地域で行われたと考えられている。しかし民族衣装から近代社会のファッションとして変身を遂げたのは、イギリスは1890年頃のヴィクトリア時代と考えられている。
ただ、信頼できる情報が少ないこともあって正確に何時頃からファッションとして広まったのか定説はない。しかし14世紀頃にはヨーロッパにおいて見られたというのが冒頭にあるドイツ人風俗収集家フックスの持論(?)である。
現代では、より一般的なファッションからゲイ文化、SMボンデージなどのシーンで広がっていった。また一方で現代に先祖の民族的な風俗を復活させる運動においても取り入れられている。あるいは自分のルーツに関係なく”原始的なファッション”を好んで乳首ピアスを着ける人々がいるという側面もある。
授乳・衛生
穴を開けた位置が乳腺に貫通している場合は、母乳の出は悪くなる。母乳は乳首全体から如雨露状に出るためあまり問題はないのだが、開け方や穴の大きさによっては完全に出なくなる場合もあるので注意が必要。また赤ん坊がピアスで怪我をするという恐れも指摘されている。
穴を空けてからピアスを着けられるまで1年から1年半かかるとされ、耳と違い数年かかる人もいる。また耳などの一般的な部位のピアスと同様に穴の部分が不衛生になりやすいので、授乳の際には衛生に十分に注意する必要がある。
感度を上げるために乳首ピアスを開ける人もいるが、効果には個人差がある。またピアスを太いものに変えていくことで乳首を肥大させることができる。
表現としてはクリピアスとセットになっていることも多い。SMプレイの要素でもある。
ボディピアスの中では、最もタグ数が多いが、そのほとんどがR-18イラストである。
なお、↓のイラストは元絵(公式)がテレビで放映していることから、R-18に該当しないとされている、貴重な素材である。