概要
福岡県に伝わる妖怪。
名前通り人面の鳩で、男性のような顔と黄金に輝くボディを持ち、普通の鳩よりも僅かに大きいとされる。
人間の顔をしているだけあってか言葉を話すことができ、この鳥を見つけた者が珍しいと連れ帰って飼い始めたが、飼い主は次々と代わることになった。
何故ならば、この鳥は極楽からの来訪者であり、飼った者は1ヶ月もたたないうちに命を持って行かれてしまうからである。
地獄じゃないの?と思ったアナタ、こいつは極楽から来た鳥です。
まあ極楽には迦陵頻伽という人面鳥が棲んでいるため、こいつが極楽から来ていても不思議はないだろうが……なんでそんなヤツがこの世にやって来たのか、目的はなんなのか、そもそもなぜ人面なのかはまったく不明。
なおこの怪鳥は、高橋敏弘氏が『山形民俗』第8号(平成6年)に寄稿した「鳩人間と言う怪物」という解説で、補足的に紹介されたことで知られるようになった。
関連タグ
ケンドーコバヤシ→ホールズという清涼キャンディのCMで彼の顔をした鳩「ケンコバト」が登場した。
鳩サブレー→箱買いすると付いてくる小冊子「鳩のつぶやき」に人面の鳩「鳩三郎」が登場。ただしこちらは豊島屋の初代店主をモチーフにしており、特に関係はない。