フラッシュ形式swfで提供されており山田ボイスの後発である事も影響して,初めから完成度は高く,またバージョン更新もなく一種類のみとなっている。
誕生経緯は山田ボイスに準じ,調査会社栄進へ番号非通知での問い合わせをしつこく行い,
そこに狡猾に織り交ぜられた番号通知の電話により,脅しの電話を引き出したものと思われる。
ちなみに,この会話音声記録は,普通の問い合わせ記録とは一線を画した存在として「音源」と呼ばれている。
佐竹については,「電話で叩きのめされると,しつこくオカマネでイタ電してくる変態詐欺師。」とされ,栄進への接触以前にヴェルが問合せを繰り返した,ワンクリ詐欺の担当者の一人も佐竹という名前で,オカマネでイタ電して来た事から,同一人物として扱うことが定説になってるが,真偽の程は定かではない。
実は佐竹氏より脅しの電話を受けたロケット氏は,さらに栄進にクレームの電話を入れたが
栄進の応対としては「そんな佐竹という人間はいない」の一点張りであった。あちらこちらで登場する山田氏に比べて,佐竹氏の登場はただの一回きりと言うところが,何とも神秘的である。
絶大な人気を誇る,怒鳴り一辺倒の「山田ボイス」に比べて,どうしても二番煎じの感を拭い切れない「佐竹ボイス」は常に日の当らない道を歩んできた。
山田ボイスの場合,「脅しの電話が掛かってきた」と感じさせることができるが,
佐竹ボイスの場合は,おおむね口調が淡々としており,キモイキモイモードの併用や,こちらの非を突かれた所で「うん」,「うん,いいよ」などあっさり認める事で
もはや何の目的で電話してきたのかさえ伝わらない危険性を秘めている。実際,佐竹ボイスできちんと怒らせる事が出来たのは後藤1人だけであり,
むしろ,(石原裕次郎の画像で有名な)横浜の業者に至っては,キモイキモイモードが絶賛されてしまっている。
これらの公開されている音声については,「会話が成立していない」「きわめて理不尽だ」など評されることも多いが,やはりこの佐竹ボイスも元の音声の会話内容は大して変わらない。居場所を聞き出そうとするが言わない相手に対し,誕生日プレゼントにスノボを買う約束をするだけの会話内容だが,6分以上も話すという不毛さだ。
居場所を聞き出そうとして,「新宿に来い」と言い「新宿広いの」との質問に「新宿の警察だったらどこでもいいよ。」
と言うやりとりでのコンボがつなぎやすい事も魅力だが,やはり淡々とした口調で脅してくると思ったらいきなりバカになったり,あっさり非を認めたり,
何の脈絡もない所で突然,「おい~↓」と叫ぶのもまた魅力で,マニアにはたまらないものがある。