佐藤康夫

旧制静岡中学校出身の大日本帝国海軍士官。海兵44期。

戦艦「扶桑」乗組（少尉候補生）、防護巡洋艦「平戸」乗組・海軍砲術学校普通科・海軍水雷学校普通科卒業（少尉）。

駆逐艦長として「楓（樺型）」「桃（桃型）」「春風（2代目神風型）」「敷波（吹雪型）」「暁（吹雪型）」「満潮（朝潮型）」。

巡洋艦「那智」副長、第五駆逐隊司令。5駆司令として支那事変の最前線で活躍。

第九駆逐隊司令として太平洋戦争の開戦を迎える。

スラバヤ沖海戦、ガダルカナル島の戦い（第三次ソロモン海戦、サボ島沖海戦やケ号作戦）に参加。

1943年2月、第八駆逐隊司令に転任。直後に「大潮」をアルバコアの雷撃により失い、同年3月3日のビスマルク海海戦にて座乗する「朝潮」にて戦死した。

死後、大佐からの2階級特進により中将。

【関連】

木村昌福…同じく旧制静岡中学校卒業の先輩（海兵41期）。戦死時の上官（第三水雷戦隊司令官）